毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ
【価値あるものとは何か?(1)】
価値があるものとはどんなものでしょう。
きっとその選択は、人によって異なるのでしょう。
いったい何に価値があるかは誰が決めるのか?
価値あるもの…
価値がないもの…
最終的には自分が決めることになります。
他人が何と言おうと自分で価値があると思ったものがその人にとって価値あるものになります。
しかし、自分で決めるということは、自分の知識や経験の中から思考して選択することになります。
ですが、知識や経験が不足していたり、固定観念に囚われていて視野が狭かったりした場合は、価値がないものを価値があると思ってしまうこともあるかもしれません。
今回は二回に渡り「価値あるものとは何か?」について考えてみたいと思います……。
人は自分が価値あるものと思ったものを認め、好感をもったり、求めたりするのでしょう。
例えば、
人のタイプ…
ファッション…
仕事…
趣味…
それを決めるのが自分の価値観です。
わたし自身の経験では、この価値観は変化してきました。
何が大切かということが、成長と共に変化してきて、物事の見方、考え方が変わってくるからなのでしょう。
若い頃は、
格好をつけられる(自分をよく見せられる)…
女性にモテたい…
お金儲けしたい…
そんなことで自分を良く見せることや自分を満足させるために価値を置いていましたので、すべての発想が、これらができることを優先し重視していました。
今から思えば外見を飾った目先のことしか見ていなかったことがよくわかります。
価値というのは自分で決めるものだから、自分が何を価値とするかは「自分の生き方を表す」ことになるのでしょう。
「自分で選んだ生き方が自分の人生になる」ということは、そこには何を大切にしてきたかがハッキリと表われることになります。
快楽に埋もれた人生…
勤勉に全うした人生…
自分のことしか考えなかった人生…
世のため人のために生きた人生…
今のわたしは若いときに比べ価値観も変化してきました。
若い頃……自分を中心としたことに価値を置く
今は………価値ある生き方を追究することに価値を置く
というようになってきました。
別な言い方でブランド品に例えると、
若い頃は…ブランド品(自分を持ち物で飾る)に価値を置いた
今は……自分をブランド品(物ではなく自分自身を成長させ輝かせる)にすることに価値を置いている
というイメージです。
この価値観の変化は、自分を磨かなければどんなものを身につけても、どんなことを口で言っても、いずれ“格好というベール”は、はがれてしまうことがわかってきたからでしょう。
人生は厳しく、見せかけは通用しません。
人生では一時の自己満足で終わる満足より、本当の意味で満足できる時間を増やしていきたいです。
何に価値を置くかとは、
「その人が認める大切なものが示される」
ことです。
この価値観で人生がつくられると言っても過言ではありません。
だから、わたしは本当に価値あるものを追い求めていきたいのです。
本当に価値あるものとは、自分が、
好むものとか、
欲しいものではなく、
「生きるためになくてならない必要なもの」
だと思うのです……。
――つづく