毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【年下に素敵な振る舞いができる人】

 

わたしは心のノートを持っています。
そのノートに書くことは、
「自分が人からやってもらって助かった事や嬉しかった事、そして感動した事」
を書くようにしています。

 

『心のノート』を持つようなったのは、人からやってもらって嬉しかった事をしっかり覚えておいて、今度は自分が他の人にさせていただきたいと思ったからです。

 

もう7年も前になりますが心のノートに残っている出来事があります。

電車に乗っていた時のことです。
車内は少し混み合っていました。
わたしは吊革につかまっていました。
すると乗り込んできた70代くらいの男性がわたしの後ろから網棚に荷物を乗せるのに声をかけてきました。


「頭の上を失礼します」


わたしは体を動かし、荷物を載せやすいようにしました。
 

すると…
「ありがとうございます」


そしてその男性が降りる際、わたしが荷物を取りやすいように動くと、


「申し訳ありません。ありがとうございます」
 

と頭を丁寧に下げて電車を降りて行きました。
わたしはその男性をしばらく目で追っていました。

 

その後、わたしはとても気分が明るくなっていました。
年下のわたしに丁寧に接してくれたことがとても嬉しかったのです。
初対面の年上の人から、
“なんだか大切にしてもらった”
と思えたからです。


 

その時、この事を心のノートに書いておき、今度は自分が年下の人に丁寧に接しようと思った瞬間でした。

 

そういえば以前、娘とテレビを見ていた時に、
ある年配の芸能人の男性が、若い人たちを呼ぶのに、
○○さんと呼び、敬語で話していました。
その時に娘が、
「この人素敵な人だね。若い人に敬語を使っている」
と言っていました。

 

わたしも素敵な振る舞いだと思いました。
人を大切にできる人には、やはり“魅力が滲み出る”のですね。

 

以前のblogに『お礼の力』の記事を投稿したことがありますが、その内容は、

「自分にやってくれた人に丁寧に心を込めてお礼を言うと、やってくれた人は嬉しい思いになり、『やってあげて良かった。またやってあげようと思う』」

でした。

 

わたしは今この原稿を書きながら、ふと思いました。

今回のわたしの体験含めて考えたら、

「“心を込めた丁寧なお礼や態度は相手を嬉しくさせる法則”になるのかもしれない!」

と思えたのです。

 

法則とは、

 こうすればこうなる…

 こうすればダメになる…

これらのことが明らかになる性質のものです。

 

完全に法則とは言い切れないにしても、わたしは法則だと思い、大切にしていきます。