毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ
【悔いのない人生を歩むために】
人は誰もが自分がいつか死を迎えることを知っています。
当然のことです。
でも本当の意味で知っている人はどれだけいるでしょうか?
わたしは過去に「人は必ず死ぬ」ことを実感しました。
22歳のときに大きな交通事故に遭遇し、死を目の当たりした。
この経験がなかったら、きっと死ぬことなど他人事であり、自分は例外だと頭の隅で思っていたことでしょう。
誰も自分の死についてなど考えたくもないし信じたくないものです。
しかし、いつの日かその日が訪れることになります。
そして、その時が来た場面で実感するのでしょう。
死ぬ間際になったとき、はたしてどんな想いがあるのか……。
著名な人たちの最期の言葉があります。
もっと生きたかった…
自分が死ぬなんて…
そんな想いが表われています。
さて、あなたはこの言葉で何を感じ、何を想うのでしょうか?
アメリカの小説家 サロイヤンの最期の言葉…
「誰もが死ななければなりません。でも、自分の場合は例外になるだろうと、わたしはいつも信じてきました。さて、どうなることか?」
小説家 平林たい子の最期の言葉…
「わたしにはやるべき仕事が残っているんです。まだ死ねません、先生助けてください」
映画監督 内田吐夢(うちだとむ)の最期の言葉…
「あと十年は生きたい。こんなに頭の中に作りたいものが沢山あるのに…」
浮世絵師 葛飾北斎の最期の言葉…
「天があと五年の命を与えてくれるなら、眞の画家になれただろう」
(『心に響く最期のことば』現代図書より)
理屈では誰も死ぬことをわかっているのですが、その場になれば悔いが残るものかもしれません。
決して死なない例外などありません。
だから人生をしっかり考え、生きる時間を大切にして、悔いが残らない生き方をしたいです。
「自分にとって人生とは何か? 何をすべきか?」
わたしは、この最期の言葉を知り、この言葉を噛みしめて生きたいと強く想うのでした。
フランスの哲学者、ジャン・ポールの言葉…
「人生は一冊の書物に似ている、馬鹿者たちはそれをペラペラめくってゆくが、賢い人間は念入りにそれを読む。なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことができないことを知っているから」