毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【根拠のない思い込みが人生の足を引っ張る(3)~人生への思い込み~】

 

――昨日(2)のつづきより

 

人は誰でも、知らず知らずのうちに根拠のない思い込みをしているのではないでしょうか?

 

例えば、

 人生の勝ち組になるには一流大学に入学し、一流企業に就職しなければならない…

 宝くじが当たれば幸せになれる…

 美人であれば良い結婚ができて幸せになれる…

 頭がよければ仕事ができる…

 茶髪のヤンママは子育てをちゃんとしてなさそう…

こんなことを思い込んではいないでしょうか。

 

思い込みというのは日頃は余り意識をしません。

すでに思い込んでいるので疑うこともしません。

自覚せずに断定や確信、前提にしている心の働きをしてしまうので、発想や考える時でも、いつも思い込み信じているところから疑いもせずにはじまってしまいます。

 

では、本日のテーマ『人生の思い込み』について考えてみたいと思います。

 

「あなたにとって人生とは何か?」

この問いに対してこのように答えた人たちがいます。

 

 思うようにいかないもの…

 先がわからないから不安なもの…

 その人の運で決まるもの…

 お金次第で決まるもの…

 苦しいことや辛いことが待っているもの…

 特別な人しか成功できないもの…

 

わたしはこの答えに対して、このような質問をしたいです。

 どうしてそう思うのですか?…

 誰が教えてくれたのですか?…

 自分でどこまで調べたのですか?…

 どんな根拠があるのですか?

 

もし自分で考えて出した答えではなく、世間で一般的にいわれているからという理由でるとしたら、そこには根拠(理由)がないでしょう。

大切なのは根拠です。

根拠がないのにそう思うということは、それが“思い込み”だからです。

 

このような思い込みが「人生とは何かを自分ですでに決めてしまっていること」になります。

思い込みの悪影響で、発展性を失い、可能性の芽が摘まれてしまい、人生にとってとてももったいないことになります。

 

わたしが「人生とは何ですか?」と問われたらこのように答えます。

「人生とは、自分でつくるもの。“未来の自分はこう在りたい”という目標をしっかり描き、そこに向かい、自分にできる小さいことを一つひとつ積み重ね、進みながら力をつけ生きていくこと」

 

前出した思い込みをしている人たちの人生は、他のせいにするという“依存”がありました。

 自分に○〇がないから…

 〇〇がわからないから…

と他のせいにするところからはじまっていました。

 

わたしの場合、最初から

「人生をつくる!…」

と決めています。

つくるとは、

「つくるものを決めて必要なものを揃える」

ということです。

 

ココに人生を左右するほどの大きな違いがあります。

前者は、何もできない、何もしない、わからないと、何もしようとしていない。

後者は、最初から動くことが前提になっている。

この両者の今後の人生は、全く違ったものになるのは、すでに目に見えているといえるでしょう。

 

(思い込みの人生を選ぶか、それとも自分でつくる人生を選ぶか…‥)

 

多くの成功者を取材してきた成功哲学者のナポレオン・ヒルはこんなことを言っています。

「成功した人たちは未来形で話をする」

 

わたしが確信していることです。

「人生は“人生に対してどんな思いを持っているか”から全てがはじまる」

 

その根拠はコレです。

「人生に限らず物事はすべて自分の思いからはじまるから…」

 

すなわち、

「自分が思った(思い込んだ)人生にしかならない」

ということです。

 

気づかない「根拠のない思い込み」は、人生の足を引っ張り、人生を進みづらくさせています。

是非、確認してみて下さい。