今日未明にかけて、福岡市内では初めて、新型コロナウイルス感染症の患者が確認されました。


市内に住む60代無職の男性です。最近の海外渡航歴は無いそうです。
 

これまで15件の検査をしていますが、陽性反応が確認されたのは初めてです。

 

2月13日から、咳はなかったものの37.5度の発熱があり、病院を受診した上で自宅で療養中でした。ただ昨日(19日)も発熱が続くため再受診に病院を訪れ、レントゲンで肺に影があったため、福岡市の保健所へ連絡。感染症指定医療機関で検査の結果、新型コロナウイルス陽性であることが判明しました。ご本人は食事も取られるなど、重症では無いということです。また濃厚接触者である家族2人については現在検査中で、一人は入院していただき、一人は自宅待機中とのこと。

 

多分、市民の皆さんも感染ルートが心配だと思います。現在聞き取り調査中ですが、個人が特定されない範囲で、できるだけ情報を公開していきたいと思います。
 

イベント開催や市の施設の対応については既にシミュレーション済みですので、この後の福岡市感染症 危機管理 対策本部会議で共有し、市のHP等で公表します。
 

また新型コロナウイルス感染症に関する相談ダイヤルを拡充して24時間体制で受付を行います。(092-711-4126)

 

新型コロナウイルスという未知のウイルスはとても怖いイメージがありますが、一般の健康な方が感染してもほとんどの方は重症化せずに回復されているようです。ただ、高齢者や持病がある方、免疫力が弱い方はその限りではありませんので、そういう方に感染させないためにも市民みんなで感染拡大を防止すべく、こまめな手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする時はハンカチで口や鼻を押さえる、無いときは衣服や袖などで口と鼻を押さえる)など、みんなで協力していきましょうね。
 

煽る情報やデマに振り回されず、正しく冷静に怖がりましょう。

 

そして一人ひとりが免疫力を高めてウイルスに負けないためにも、充分な睡眠と栄養を心がけましょうね。

 

福岡市長高島宗一郎