live の使い方 : 英語・英会話表現 イギリスの小説より 洋書はいいね

こんにちは

こちらは、Greenshaw’s Folly という Agatha Christie の小説に出てきたものです。

通勤中に YouTube で audiobook を流して聴いていたものですが、これで間違っていないと思います 間抜けている部分はありますが、この live という英単語について確認していただくこと、内容を理解するには十分かな、と思います

さて、見ていきましょう

この小説は、古い家に住む女性のお話です。

「祖父が建てた家ですのよ。

街に住む愚かな人たちがここにやってきて、この家を打ってアパートにでも住んだらどうだなんて言いますの。

私がアパートなんてそんな。

これが私の家なんですから。

ここに住んでいますの。

ずっとここに住んでいるのよ。」

はい

ここで確認していただきたいのが live という動詞が持つ本質です。

この英単語を「住む」と訳しちゃダメなんですね、実は これは「住んでいる」なんです

これ…

とは言いませんね？

ですが…

とは言いませんよね？

でも…

I live in Tokyo.

は「今現在住んでいる」という意味ですね。

どういうことかと言うと…

この live という動詞は ing形 にはなりませんね 「住んでいる」は現在形なんですね

「生きる」というような意味では進行形にもなりますが、「住んでいる」は動作ではなくて状態なので、進行形にはなりません。

この小説でいうと…

I always have lived here.

という表現がありますが、これも「ずっとここに住んでいて今も住んでいる」と言っているわけなんですね。

ここでは have ＋ 過去分詞 という文型になっていますが、現在完了の経験「住んだことがある」や現在完了の完了「住んだところだ」にはならないんです。

I have studied in Canada.

「カナダで勉強したことがある」

I have finished work.

「仕事終わったよ」

というような have ＋ 過去分詞 になっても、live は経験や完了を表すことにはならないんです。

I have been studying in Canada.

「ずっとカナダで勉強していて今もしています」

という進行を表すなら 現在完了進行形 にしなくてはいけないのに live はダメなんです。

結論を言いますと、study は進行形になるのに live はしちゃダメなんです。

⭕️I’m studying.（現在進行形）

⭕️I have been studying.（現在完了進行形）

❌I’m living.

❌I have been living.

なぜかわかりますか？

はい、study も live もどちらも一般動詞なのですが、study は動作動詞なのに対し、live は状態動詞なんです。

はい

状態動詞はing形、現在進行形と現在完了進行形は作れないのです

この live は「暮らす」という感じで捉えて進行形になることもありますが、「住んでいる」はならないんです

状態動詞は使っていますよね？

ね？