受験生の皆さま、第二外国語受験、してますか？
当時、高校生の私が
「英語で大学受験するのをやめて、ドイツ語一本で勝負する」と周囲に宣言した時
「リスキーすぎる」「これからの時代に英語を捨てて一体何になるの？」「英語受験だったら勉強を教えてあげられるから、考え直したら？」
と私の周囲の常識的な人たちは、口を揃えてアドバイスをしてくれました。
確かに第二外国語受験は、予備校も模試も無くて、偏差値も出せないから、本番までどのランクの大学に受かるかが一切分からない。
そして一般入試で第二外国語受験を選択できる大学は、所謂、東京六大学の一部しかなく、中堅校に滑り止めもない。
一年間、ひたすら自分を信じるしかない、自分との戦い。
そんな中で、ずっと「あなたならできる」と私を応援し続けてくれたのは
「Logos Labo」のYukie先生でした。（10ヶ国語に堪能です）
放課後の西日の射すベンチで、語学の習得方法を付きっきりで教えてくれたこと、これからの第二外国語教育が秘めた可能性。言語を獲得することが人生の選択肢や価値観を増やすこと。
当時、熱く語り合った内容を昨日のように覚えています。
私に有り難い常識的なアドバイスをしてくれた人たちは、価値観を共有していないので、もう身近にはいないけど、
たとえ人生のひと時、英語から離れたとしても、一人で世界一周も出来るし、４ヶ国に留学も出来るし、今は仕事で365日英語を話しています。
進路も仕事も結婚も、生き方を決めるのは自分自身。
自分の人生に責任を持てるのは、自分だけ。
フランスの大学入学統一試験「バカロレア」の2012年度過去問題です。
Pour la série S 科学系（Scientifique）
Sujet 1 : Avons-nous le devoir de chercher la vérité ?
我々は真実を探求する義務があるのか？
Sujet 2 : Serions-nous plus libres sans l'État ?
国家が無くなれば、より自由になれるのか？
Commentaire de texte : Rousseau, Émile ou De l'éducation
ルソー『エミールまたは教育について』についてテキスト解釈せよ
Pour la série ES 経済・社会系（Economique et sociale）
Sujet 1 : Peut-il exister des désirs naturels ?
自然な欲望は存在しうるか？
Sujet 2 : Travailler, est-ce seulement être utile ?
働くということは、単に役立つだけであろうか？
Commentaire de texte : Berkeley, devoir et obéissance
ジョージ・バークリー『De l’obéissance passive』についてテキスト解釈せよ
Pour la série L 人文系（Littéraire）
Sujet 1 : Que gagne-t-on en travaillant ?
人は働くことで何を得るか？
Sujet 2 : Toute croyance est-elle contraire à la raison ?
すべての信仰は理性に反するのか？
Commentaire de texte : Spinoza, Traité théologico-politique
スピノザ『神学政治論』についてテキスト解釈せよ
以上
大学で「人生」を、そして上記の問題のように「思考すること」を学ぶためには、貴方の手で決められる沢山の選択肢があります。
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ワーキングホリデーでお金を稼ぎながら、語学学校に入ったり、そこから大学を目指すのも素晴らしい経験になるでしょう。
だから、ひとつ自分に合わなかったくらいで、人生ごと諦めないで。
どんな道を通っても必ず辿り着けるから、大丈夫。
