世界一周から帰国して
ホテルスパ御三家と言われたサロンに勤務したての頃、とても素敵な先輩に出会いました
モノトーンのエステ制服
黒髪はアップの夜会巻き
ジュエリーは地金かパールで小振り
施術・接客時はささやき声
と言う至極大人しい環境下であっても
ほほえみながら無言で佇んでいるだけなのに
場の雰囲気が一気に変える力のある
バラの花束みたいなオーラをもった素敵な女性でした。
ホテルスパに採用されるようなセラピストは、大抵エステの国際資格持ち＆語学堪能
同僚の前職はCAや芸能界や元スポーツ選手etc.
接客では黒子や脇役に徹していながらも、ひと華もふた華もあって当然。目力で圧倒する、背中で生き様を見せつけるメンバーばかりでした。
サロンでの施術は、手技や順序も統一されているので、個性を出すのは至難の技
のはずなのに、皆それぞれが独自の空間を繰り広げることのできるアーティストでした。
限られた施術時間の中で、自分だけの芸術をイリュージョンして見せるには
お客様がすっと施術の世界に引きこまれてないと、感動は生まれない。
そのためには、劇場のように、舞台のように
場の空気を清め華やかにして差し出せる
舞台装置のような役割を果たすセラピストが必要不可欠。
今思えば、一年目の私が見様見真似ながらどうしてそんな芸当ができていたかと言えば
舞台装置の完璧に整った、日本を代表する伝統芸能の世界でお仕事をしていたこと
その後、素顔になって着物を脱ぎ、世界一周一人旅でパフォーマンス（路上マッサージ）をしていたこと
自分を世界の中心に置く経験ができたからこそ
お客様を世界の中心に置いて差し上げられる
黒子に徹して、人生最高のスポットライトを当てることができる
どうやったらお客様が大輪の花になって咲けるかを試行錯誤できる
そんな世界観を展開しながら、謂わばショービジネスの演出家として
エステサロンコンサルや、セラピストスクール、お客様が100%眠りに落ちることのできる施術や、好きな人に会う直前の駆け込み寺、月に一度の贅沢なスペシャル施術、人生に一度かもしれないブライダルエステ、その後の人生を左右する産前産後整体を手がけています。
お身体と人生を預けていただける、たずさわらせていただけることは、喜びであり、誉であり、私にとっても最高の幸せなのです。
今月も、貴重な外出の機会をあずけてくださるお客様に、感謝の気持ちをこめまして💐
ちなみに私は上記の服装＆ささやき声での接客なのに
お客様から「無音のサンバカーニバルかと思ったよ」
とのお言葉を頂戴した事があります（笑ってください）
人生はお祭りのようなもの。楽しくご一緒していきましょうね✨
