母が「子育てを頑張る貴女に」と手土産に選んでくれた
#麻布昇月堂 さんの一枚流し麻布あんみつ羊かん
宝石箱のように華やかで、あまりの美しさに眺めているだけで幸せになる和菓子です。
でも、目にする度に心にすこし苦い後味を感じてしまうのは、この和菓子にまつわる思い出が辛かった記憶と結びついているから。
新婚生活から数年、自然妊娠の機会が訪れず不妊治療を始めた私を待っていたものは、現場責任者として24時間対応の仕事をしながらの通院、一度に10本近い採血、そして痛みを伴う検査の嵐と、ホルモン治療の副作用でした。
採血のおかげで立ち上がれないほどの貧血、常につわりのような酷い吐き気と、今までの人生で見た事もないような肌荒れ、排卵誘発剤の副作用で卵巣は5cm以上に腫れ、体の左右のバランスを取る事も難しくなっていました。
大好きな人達との約束も体調不良から反故にしてしまい、申し訳なさから距離を置くようになりました。
そんな時、大切な人が私のために用意してくれていたお菓子が、この一枚流しでした。
あの時は駅まで辿り着けなかったけど、本当に感謝しかありません。
以下は親友からのLINE💌
>のぞみが謝ることなんて何一つないよ
赤ちゃんを育てるって自分の時間を捧げるみたいなものだし
きっと今は、出産直後とは違った辛さがあるよね
産後はベビーが生きるか死ぬかの瀬戸際で、退院した後も気が休まらなくて…
今は夜泣きや不眠、授乳の痛みや離乳とか、半年経ってもう少しゆとりが持てるかと思ってたら全然そんなことなかった とか、
会いたい人との約束を育児関連で反故にしちゃったときのやるせない感じや申し訳なさとかも…
私は偉そうなこと言えないけど、たくさんのママや家を見てきたから分かることもある気がするんだ
だからこそ、ちょっとでものぞみが気持ち明るくなったり安らげる時間ができたらいいなって思う
そして、精神的に近しい人ほどのぞみ大変さをわかってると思うから、約束事を育児とか疲労でキャンセルせざるを得なくなっても申し訳ないなぁって思わなくて大丈夫だよ
そういう人たちはみんなちゃんと分かってるし、分かった上でのぞみのこと想ってるよ
命のバトンを繋ぎながら、どんな生き方をしたら大切な人のため、自分のため、家族のため、ベビーのためになるか、これからの時間と命の使い方を考える毎日です。
具体的には、妊活エステとか、産後整体、出張託児事業ね🕊