自営業って、
「自分が仕事をすれば収入に繋がる（かもしれない）」
「自分が仕事をしなかったら収入は０」
っていう世界です。
「人に任せている」
っていう意味を除いて、
「自分が仕事をしていなくても、収入が入ってきてる」
っていう場合は、その収入は事業収入じゃない（笑）
自営業をやってると、そういう思い込みもあるもんだから、
「仕事をしていないと収入が無くなる」
「仕事をしていないと生きていけない」
みたいに思うもんで、
「仕事しなきゃ！」
に繋がり、槇原敬之よろしく、
♪～どんな時も、どんな時も、収入無くなる前に～♪
って常に収入が無くなる不安や、恐怖と戦いながら仕事をしなきゃいけなくなる。
「やりたいことをやる！」
って決めた２０１４年８月に、そんな不安や恐怖は手放したつもりなんやけど、ちょくちょく顔を出してきよるんよね。
元カノを忘れられへん男かよ、ってなぐらいに。
そうすると、間を取って、
「やりたい仕事」
はやるんよ。
文章を書くのは好き。
人前で話すのも好き（誰もいないとこで話すのは苦手）。
コーチングも好き。
遠出も疲れはするけど、嫌ではない。
やりたい仕事はやる。
でも、それは、
「収入に繋がる可能性がある」
からやってるんよね。
「やりたいことの集合」
から、
「収入に繋がる集合」
を抜き出して、やってるわけよ。
図解すれば、
これのオレンジ色の領域に入ることばっかりやることになる。
そしたら、
この緑で示した領域に含まれている、
「やりたいけど、収入に繋がらない（だろう）こと」
はやらなくなるんよね。
やってて楽しいし、好きなんやけど、それをやってると、頭の中に、
「でもな～、こればっかりやってると、収入がな～」
っていう声が聞こえてくる。
その声に抗えずに、
このオレンジ色の領域のことばっかりやるようになり、
この緑色の領域のことはやらなくなっていく。
その結果、何が起こったかというと、
「僕の趣味って・・・何やっけ？？」
です。
趣味って、
「自分がやってて楽しいこと」
なので、大抵の場合、収入には繋がりません。
やから、
「やりたい仕事」
ばっかりやってると、
「趣味」
が失われてくる。
いや、失われはせーへんねんけど、
「趣味」
の活動が減ってくる。
「趣味」って、収入は繋がらんけど、心の充実感や満足感に繋がるので、ステイト（心の状態）が上がります。
ステイト（心の状態）が上がれば、仕事の質に繋がり、それが収入に繋がります。
やから、
「やりたいけど、収入にはならんこと（＝趣味）」
っていうのは、
「収入を上げる」
っていうことから遠回りなようでいて、実はそうでもないんじゃないか、って言えます。
というのも、昨日、一昨日で、家族で
「北海道の牡蠣と言えば」
っていう厚岸（あっけし）と、
「モンキー・パンチの生まれ故郷」
の浜中町に行ってきました。
地図で言うとここ。
丹頂（たんちょう、鶴やね）で有名な釧路のお隣。
帯広からは電車で２時間半くらい。
その道中で、 家族で趣味の話とかするわけですよ。
でも、会話しながら、
「僕の趣味って・・・何やっけ？？」
ってなったんです。
今朝、さとぼう（原田里史くん）と話してたら、
「喋ることでしょ」
って言われたけど、それも確かに好きやけど、
ここなのだよね。
「趣味」は、
ここに入る活動のことを言うはず。
であれば、僕の趣味は、
ゲーム
料理
燻製
数学
漢字
とかになるんやけど。
やけど・・・いや、それはそれでええねんけどな。
「収入に繋がるやりたいこと」
を意識的にやってきてたせいで、
「趣味をおろそかにしてた自分」
がいることに気付いたわけです。
「趣味」の活動はしてたけど、なんとなーーーーーく、後回しに。
そして、「趣味」に没頭すると、僕の心の声が、
「ええんか？ブログとか、メルマガとか、書かんでええんか？」
ってささやいてくる。
そんで、
「ゲームは１時間まで！」
って言わんばかりに、「趣味」を切り上げて、「やりたい仕事」に戻っていくのです。
そういう生き方がダメってわけじゃない。
けど、僕は
「人生欲張りモード」
で、趣味も、やりたい仕事も、両方とも楽しんでいきたいなぁ、って思います。