「子どもはやるべきことをやってから、ゲームするべき」に潜むおかしなこと | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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 昨日のYoutube Liveも見てくれてありがとうございました~!!

 

 

 

 

聴きたい方もいると思うので、リンク貼っておきます!

 

 

 

 

 

 

 

昨日のチャットで質問があったんやけど、

 

「やるべきことをやらずに、毎日長時間ゲームしているのが気になる」

 

って。

 

 

 

きっと、同じような悩みを持っているオアも少なくないんじゃないかと思います。

 

なので、改めて記事にしてみました。

 

 

 

「やるべきこと」

 

って何だろう??

 

 

 

僕ら国民には、3大義務として、

 

・納税

 

・勤労

 

・教育

 

があります。

 

 

 

「教育の義務」は、教育を受ける方じゃなくて、受けさせる方ね。

 

つまり、親に対する義務です。

 

子どもは教育を受ける権利。

 

 

 

憲法で定められた義務やから、日本に住んでる以上は適用されるし、守らんかったら、捕まる。

 

法律で定められてることも同じ。

 

 

 

仕事は?

 

会社に勤めていると、

 

「やらなければならない仕事」

 

っていうのがありそう。

 

 

 

その仕事をちゃんとやらないと、給料が減ったり、辞めさせられたりしそう。

 

でも、仕事は、僕らには職業選択の自由があるんやから、やりたくない仕事を辞めて、やりたい仕事に転向することもできる。

 

 

 

どこも雇ってくれへんかったら、自分で始めたらええよね。

 

できるできないはさておき、そういう自由は僕らには認められてる。

 

これも日本国憲法で定められてる。

 

 

 

じゃあ、子どもがやらなければならないことは?

 

子どもに課せられた義務って何だろう。

 

 

 

例えば、学校から宿題が出たとします。

 

「子どもは学校の宿題をやらなければならない」

 

って考えているとしたら、当然、その義務を課している人なり、法律なりがあるはず。

 

権力を持っている人や効力を持っている法律やね。

 

 

 

学校の宿題は、学校の先生が権力を持っていそうな気がするやんか。

 

でも、学校の先生には、ちゃんと子どもに義務を課す力なんてない。

 

子どもが学校の先生の言い付けに背いて、学校の宿題をせーへんかったとしても、何の罰則規定もありません。

 

 

 

先生が勝手にキレる場合はあるけどな(笑)

 

それは、先生の個人的な感情であって、子どもに対しては何の拘束力もない。

 

 

 

むしろ、何の拘束力もないことに対して、先生が怒りを使って、子どもを恐怖で支配して、強制・管理する方がよっぽど怖い。

 

だってさ、子どもは合理的に物事を考えられなくなって、

 

「怖い怖い」

 

って思いながら宿題するわけやろ?

 

 

 

それって、ただの恐怖政治やし、子どもの心を支配しちゃう。

 

「宿題はやるべきものだ」

 

「宿題をやらないと先生に怒られる、怖い」

 

って思っちゃうわけ。

 

 

 

この恐怖心は、一度根付けば、自分で解除するまで、大人になっても続く。

 

だから、僕らは、大人になっても、

 

「この仕事をしないといけない」

 

「この勉強をしないといけない」

 

「ちゃんとしないといけない」

 

「がんばらないといけない」

 

みたいな呪いをずっと背負い続けてるわけやんか。

 

 

 

大人になっても呪いが解けへんのは、

 

・子どもの頃に感情(怒りや恐怖)で支配されてきたから

 

・今まで自分では解除してこなかったから

(解除してもいい、とすら思ってこーへんかったかもなぁ)

 

です。

 

 

 

僕らには、職業選択の自由が憲法で認められているのに、

 

「やりたくなくても、仕事をしないといけない」

 

みたいに思っちゃうのは、おかしいんよ。

 

 

 

誰も何も、職業選択に関しては束縛してないのに、自分の中にある「呪い」が憲法を超えて、自分に作用しちゃってるわけ。

 

冷静に考えれば、これがおかしいことや、っていうのは分かると思う。

 

でも、抜けられへん。

 

 

 

「呪い」の怖さやね。

 

 

 

今、子どもに、親なり、先生なりが、

 

「~しなさい!」

 

「~をやるべき」

 

って言って、強権を発動すると、それは義務でも何でもない。

 

 

 

だって、親や、先生は、公的に認められるようなルールを設定できるわけじゃない。

 

あくまでもプライベートなルールを設定できるだけ。

 

 

 

法的な拘束力がない義務を子どもに守らせようと思ったら、

 

「呪い」

 

による感情支配しかない。

 

 

 

親や先生の期待通りに動いたら、褒める

 

親や先生の期待に背いたら、怒る、叱る

 

そうやって、子どもに恐怖心を植え付けて、未来永劫、子どもが自力で解除するまで大人になっても効力を発揮し続ける「呪い」をかける。

 

 

 

あ~、こわいこわい

 

これ、めちゃくちゃ怖いことやと思わん??

 

 

 

親や、先生からしたら、

 

「自分は真っ当なことをしている」

 

って思うかもしれへんけど、僕はこれ、めちゃくちゃ怖いことやと思う。

 

 

 

だってさ、

 

「何の法的拘束力もない義務」

 

が、

 

「未来永劫、ずっと自分に作用し続ける」

 

んやで?

 

 

 

言い換えれば、

 

「親や、先生の思う通りの人生を歩ませられる」

 

っていうこと。

 

 

 

もっと過激な言い方をすれば、

 

「親や先生に、自分の人生を乗っ取られる」

 

っていうこと。

 

 

 

書いてて、めっちゃ背中がぞわぞわしてくる(笑)

 

 

 

もし、親や先生が、子どもに「やるべきこと」っていうやつをやらせたいなら、

 

・子どもに課す義務の根拠の在りか

 

を示さんとあかんし、さらに、

 

・その義務を、親や先生が課すことができる権力の根拠

 

も示さんとあかん。

 

 

 

なぜ、親や先生が子どもに「~しなさい!」って命令したり、義務を課したりできるのか??を根拠を持ってきて説明する必要がある。

 

ほんでもって、親や先生が子どもに課す「やるべきこと」は、どうしてそれをやらないといけないのか?っていうのも根拠を示しながら説明する必要がある。

 

 

 

もし、自分の権力の在りかと、どうしてそれをする義務があるのかを説明できない場合は、子どもは何の納得感もなく、何も考えることなく、その義務を課せられてしまう。

 

これがいわゆる、

 

「思考停止」

 

ってことやね。

 

 

 

親や先生が、何の根拠も示さずに、何の説明もせずに、ただ無条件に、

 

「~をやらなければならない」

 

って思考停止状態を子どもに押し付けてるから、押し付けられた子どもも思考停止していく。

 

 

 

学校の勉強とか宿題って、

 

「頭を使っていっぱい考えて、子どものIQを高めていくもの」

 

なはずやんか。

 

考える力や、暗記力、創造性なんかを高めていくはず。

 

 

 

でも、その学校の勉強を子どもがやる前に、子どもに思考停止させてるのって、意味わからんくない??

 

子どもに何も考えさせずに、

 

「つべこべ言わんと、宿題やりなさい!」

 

ってやるのって、意味不明やろ??

 

 

 

それって、親や先生が何を言っているかと言えば、

 

「何も考えずに、宿題をやりなさい!」

 

って言ってるわけよ。

 

 

 

何も考えずに、宿題ってできる?

 

もし、それをやろうと思ったら、手段は1つ。

 

 

 

「答えを写す」

 

だけ。

 

 

 

何も考えさせてもらえてないんやから、自分の力では解けなくなってるわけよ。

 

親や先生が、何の根拠やメリットも示さずに、

 

「宿題やりなさい!」

 

って思考停止を子どもに押し付けちゃってるから、子どもの考える力は封印しちゃってる。

 

 

 

言ってみれば、

 

「車のエンジンを切ってから、車を動かそうとしている」

 

のよ。

 

 

 

意味わからんやん?

 

でも、

 

「勉強をしなさい」

 

「宿題をやらなければならない」

 

って言って、子どもに義務を課すのは、そういうことなんやで。

 

 

 

子どもをアホにしたいのか、賢くしたいんか、どっちやねん!ってツッコミを入れたくなる(笑)

 

 

 

子どもに勉強してもらって、賢くなってもらいたいなら、親も賢くないとね。

 

親が賢くないなら、子どもに余計な手出し・口出しをせん方がいい・・・笑

 

 

 

勉強好きな人は、子どもに色んな話をしたったらいいと思うねん。

 

だってさ、そのおもしろさが分かってるし、考えることも楽しいと思えていると思うから、ただ色んな話をするだけで、子どもは学ぶことや、考えることの楽しさを感じてくれる。

 

 

 

勉強は、エンタメよ。

 

ゲームやYoutubeと同じ。

 

 

 

楽しむ気持ちが無かったら、秒でやらんくなる。

 

 

 

「そんなこと言ったら、どうやって子どもに宿題をさせたらいいの?」

 

って思うかもしれへん。

 

 

 

でも、それって、よく考えてみてほしいんやけど、どうして、親は、

 

「子どもに宿題をさせないといけない」

 

と思っているんだろう??

 

 

 

その親に課せられた義務の根拠は??

 

親は、子どもに「義務教育」(=小中学校の9年間)を受けさせる義務は負ってる。

 

 

 

でも、これは、

 

「親が、子どもに宿題をさせる義務」

 

ではないはず。

 

 

 

先生が「宿題やりなさい!」っていうのは、立場上、理解はできるじゃない。

 

心理学的には、子どもがどんどん宿題やらなくなっていって、勉強を嫌いになっていく悪手やとは思うけどね(笑)

 

 

 

でも、どうして、親が子どもに宿題をさせなあかんの??

 

先生に任せとけばええやんか。

 

 

 

そう考えると、親が、子どもに宿題をさせなきゃと思うのは、

 

「義務感以外の何か」

 

ってことになってくるね。

 

 

 

それってつまり、親は権力を振りかざしているわけじゃなくて、

 

「怖い怖い!」

 

って思いながら、子どもに、

 

「宿題しなさい!」

 

って言っているわけや。

 

 

 

子どもに宿題をさせないと、自分にとんでもない災厄が降りかかる!と。

 

大変なことになる!と。

 

 

 

「子どもにちゃんと宿題をさせてない親だと思われる!」

 

と。

 

 

 

思われてもええやろ(笑)

 

勝手に思わせとったらいい。

 

 

 

むしろ、

 

「子どもに宿題させてなくて何が悪い!

 

宿題を無理やりさせて勉強嫌いにさせるよりも、よっぽどええやろ!!」

 

って胸を張って言ったったらいい。

 

 

 

「宿題をしない」

 

よりも、

 

「勉強を嫌いになる」

 

方が勉強に関してはマイナスがでかいやろ?

 

 

 

勉強はおもしろい。

 

子どもには、勉強の苦痛よりも、勉強の快楽や、楽しみを実感させたいもんやね。

 

それは僕の願いであり、価値観やけどね。

 

 

 

次回のYoutube Liveは、

 

12月9日(水)21時

 

にやります!

 

 

 

URLはこちら↓↓↓

 

 

 

まだ始まらんので、今のうちにチャンネル登録でもしといてくださいな。

 

そしたら、検索しやすくなります!

 

 

 

 

 

 

 

 

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