たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

「虎渓山・永保寺」 多治見市(4/21)

2019年07月12日 | 

 駄知町から多治見市に戻り観光案内所で宿を紹介して下さった時に

教えて頂いた虎渓山、永保寺に向かいました

 

 

永保寺専用駐車場から踏切を渡った左手に在るのは虎渓山・続芳院で玉霄正深禅師により創建され

塔頭寺院として永保寺の輪番をつとめ護持に当たって来た寺院であるとか

続芳院から少し進みますと、いよいよ永保寺の境内となり

前方に国宝の観音堂が見えて参りました

この堂は夢窓国師が来た翌年に建立され中には聖観音菩薩坐像が祀られているそうです

 ↑ ↓ 共、2003年の火災で全焼しましたが2007年の庫裏 2011年に本道が

以前と同じ姿で再建されました

樹齢700年と言われる銀杏の木も半分が焼けてしまった様ですが

今ではその影も無く力強く蘇っていますね

永保寺は虎渓山と号し臨済宗南禅寺派の古刹で鎌倉時代末期に創建され

夢窓国師を開祖、仏徳禅師を開山とします    

正和二年(1313)、夢窓国師と仏徳禅師ほか7・8人が旅の途中「四隣数里 人無き幽境」と言

地の閑静で美しい風景に魅せられ隠棲の地として庵を結んだのが永保寺の開創と言われています

以来700余年 幾変遷を重ねながら天下の名刹として現在に至っています

国宝の観音堂や開山堂、及び名勝の庭園は今もなお当時の姿を保ち続け

また多くの名宝を秘蔵しています   「説明版より」

 

 

心字池に浮かぶアーチ状の無際橋は日本・百名橋の一つで

煩悩にまみれた世界と煩悩から解放された世界を表しているのだそうです

今の政治家さんに絶対、渡って貰いたいですねぇ

 

 池の縁の煩悩巖上部には六角堂が見えてます

六角堂の中には千体地蔵が祀られているそうです

岩間からは一筋の滝が落ちておりますが見えるでしょうか

先にも記しましたが、この庭園は夢窓国師が手掛けられた庭園で

国指定名勝庭園に指定されております

 

 近くから見ても良し離れて見ても良し

 虎渓山の名の由来となった廬山に私は言った事は有りませんが

ジッと眺めておりますと何となくその景色が浮かんで来る様な気が致します

 

 境内を東に向かって歩きますと穏やかな流れの土岐川に出ました

 此処には写っておりませんが丁度 菜の花が縁を彩る静寂の世界が此処にはありました

 

 

 

 

 

ここでは今も雲水たちが魂の成就を目指し禅の修行が行われており観光客は立ち入り禁止の場所ですが

脇を歩くだけでも身の引き締まる禅寺らしい落ち着いた佇まいの一角でした

帰路は黒門を潜り駐車場に向かって歩いて行きますと

丁度、名古屋へ向かう電車が通過して行くところでした

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

多治見と言えば思い出しました、私は随分前に訪れております

その時に購入したのがこの織部のお皿です

   

 

   

 

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12 コメント

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こんばんは (ベル)
2019-07-12 18:30:45
名湯に浸かって美味しい料理食べて
有名な陶芸家さんのお皿を買って
雄さんの嬉しそうな表情最高ですね
虎渓山永保寺 広い庭園 立派な観音堂
無際橋 六角堂 見どころ満載 ここ撮って回ってるだけで半日かかりそうです
四国回ってそのまま帰るのが普通ですけど家につく最後まで観光 
帰路ってないですね(笑) 
虎渓山永保寺 (イケリン)
2019-07-12 18:43:23
たかさん こんばんは。
ここへ行かれる前日にお泊まりになられた、柿野温泉や駄知町は、近くを通ったことはあっても
立ち寄ったことがないのですが、虎渓山永保寺には何度か行ったことがあります。
ここは紅葉の名所でもあり、いずれも紅葉の季節だったのではないと記憶しています。
立派なお寺さんですよね。無際橋は日本・百名橋の一つと言われるだけあって、
周りの風景にも溶け込んで素晴らしいものですね。
駄知町の窯元でも素晴らしい器を購入されましたが、ここ多治見でも以前訪れられた時に織部を
購入されているのですね。使われるたびに、旅の思い出が蘇ってくるのではないのでしょうか。
口に入れればなくなってしまう土産物と違って、こういうお土産は、いつまでも心に残りますね。
懐かしい虎渓山 (青葉太郎)
2019-07-12 20:26:52
こんにちは。
懐かしい虎渓山。大昔、叔母に連れていってもらいました。岐阜の今渡からはるばる一日がかりで出かけて行きました。
すごいエネルギー♪ (越後美人)
2019-07-12 20:51:44
尾道で四国の旅を完結されたのかと思っていましたら、
なんのなんの!まだ旅は続いていたんですね(驚!)
しかも、さらりとではなく「しっかり」と。
疲れを知らないのかとさえ思えます。
そのエネルギーに感心しました✨
まるで「終わりの無い旅」(笑)

永保寺は夢窓国師が開祖、作庭も夢窓国師なんですね。
凛とした禅寺らしい素晴らしいお寺さんですね。

織部の焼き物はきれいですね。
記念の焼き物たちは、使うたびに楽しかった旅を思い出させてくれていいですね。
こんばんは (Blue Wing Olive)
2019-07-12 21:41:21
仕事の絡みで、少しの間、多治見に住んでいたことがありますが、虎渓山・永保寺には、行っていないです。たいそう立派なお寺ですね。
織部の器も、良いものをお持ちですね。
織部焼 (Fs)
2019-07-13 00:44:32
永保寺、どこかで見たような景色・建物なのですが、多治見には行ったことがなく、多分どこかのお寺と混同しているようです。
特に池の景観が既視感があります。

織部焼、いいですね。特に私は緑がいいですね。我が家には二枚だけ。尾頭付きの魚がのるような長い皿を買いました。
しかし秋刀魚しか載せたことがないんです(T_T)
年に2回くらいしか遣わす、もったいないですね。
ベルさん、こんにちわ (たか)
2019-07-13 10:13:29
2人とも陶器が好きなものですから旅に出る度に買い集めている内、棚が一杯になってしまいました。 私達が居なくなった後、これらをどうするのか偶に心配する事も有りますが、それでも未だ買ってしまうのですから呆れるでしょう 生きている間の楽しみと思えばいいのでしょうね。。

虎渓山・永保寺は観光案内所で紹介して頂かなかったら、あのまま帰ってしまうところでした。 ただ予備知識が無かったものですから家でパンフを見た時に虎渓山の中でも見落した場所が有った事に気付き残念な事をしたものだと悔やまれました。

私達は帰路、なるべく一般道を走ってのんびり観光しながらと言うのが何時ものパターンなんですよ。出直すのも大変ですし、予定もどうにでもやりくり出来ますので一たび家を出たら糸の切れた凧でしょうか。 それにこの方が疲れない様な気もするのです。
イケリンさん、こんにちわ (たか)
2019-07-13 10:48:00
イケリンさんは絶対、永保寺を訪れているだろうなと思っておりました。 紅葉の名所でもあるのですね。そう言われて目を瞑れば確かに黒門付近や土岐川周辺にモミジがたくさん有りましたよね。
今までイケリンさんのブログで多くのお寺さんを紹介して頂きましたが、拝見しているのに私が忘れてしまっているのか、それともお付き合いをさせて頂いた以前の記事であったのか・・もしそうで有るなら「振り返り記事」で是非、再度、紅葉の永保寺をお願いしたいです。今は緑に包まれしっとりした中で感動と歴史を十分、堪能させて頂きました。立ち寄って本当に良かったと思っております。
駄知町も、もう少しゆっくり廻れれば良かったのですが・・そこが一寸心残りな気もしないで有りません。 多治見を訪れたのは随分前の事です。観光もしたのでしょうが今では記憶も曖昧となってしまいました。確かあの時は能登一周の旅の帰りだった気がします。織部の器だけが訪れた証しの様なものでしょうか。 今夜にでもアルバムを出して昔を懐かしもうと思っております。
青葉太郎さん、こんにちわ (たか)
2019-07-13 12:09:08
叔母様と虎渓山・永保寺を訪れるなんて素敵ですねぇ。
家に来ているお弟子さんも甥御さんにせがまれては、あちこち旅をしている様です。
その甥御さんも大学を卒業し運転免許を取得しましたので最近はもっぱら甥御さんの運転だと言っておりました。甥御さんは両親よりも叔母ちゃんが好き、お弟子さんは子供さんがいらっしゃらないから孫の様な感じと言う良いコンビの様です。
何時もそんな話を私は羨ましく聞いております。個人で旅行に行けば必ずお土産を買って来てくれると言う優しい甥御さん、一度、会ってみたいと言った事が有りました。
越後美人さん、こんにちわ (たか)
2019-07-13 12:53:28
越後美人さん、未だ続いているんですよ! そろそろ私 飽きて来ているところです (笑) でも帰り道に立ち寄った場所が今回のメインでしたら念入りに下調べをして廻れたのでしょうが・・・ですから帰りながらの観光は「しっかりと」ではなく「さらり」旅だったと言った方が良いかもしれません。
「終わりの無い旅」・・それが出来たら最高でしょうね。ですが以前、3ヶ月の旅をした時に帰ってみれば庭がジャングル状態だった事が有ります。
そんな事も有りまして季節と日にちは選ばなくてはいけないと言う事になり最近は精々20日以内がベターであると考え直しました。それに体力の問題も有りますしね。
そんな、さらりと歩いて来た永保寺でしたが実に素晴らしい寺院であり庭園でした。

織部の焼き物は緑に深みが会って何とも言えませんね。一番最初の織部との出会いは30数年前、地元で購入した靴型の黑織部の抹茶茶碗でした。
緑のお抹茶がとても映えて私の好きな陶器の一つです。越後美人さんにとりまして陶器は欠かせない物ですよね。 越後美人さんと私の膝の間に陶器を置いて色々ご指導いただけたら楽しい時間が過ごせそう!

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