突然ですが、三色チーズ牛丼ってご存知ですか？
今年になって急速にトレンドを席巻したこのワード。
とある絵師のイラストから生まれたこの言葉は、料理そのものではなく、俗にいう「陰キャ」（昔で言うところの「ネクラ」に相当）に代わる罵倒ワードとして使われることが多いです。
陰キャが陰キャ煽りして何が面白いの
さて、「三色チーズ牛丼を食べてそうな顔」として知られるこの言葉ですが、料理の方にも元ネタが存在します。
大元となっているのは、すき家から出ている「とろ～り3種のチーズ牛丼」です。誰だよ勝手に3色にしたやつ。
ちなみに3種のチーズとはモッツァレラ・エグモント・レッドチェダーだそうです。
https://www.sukiya.jp/menu/in/gyudon/102900/index.html
ところで、陰キャの私はこのワードが出始めた当初からこんなことを思っていました。
「三色チーズ牛丼特盛に温玉に合わなくない？」
こう思っていたのには2つほど理由があります。
①すき家の牛丼＋チーズという味
牛丼チェーンの中で大手というと、吉野家、すき家、松屋の3つがあります。
この中で一番おいしいと思うのは吉野家です。他の店よりも具の量が少ないという欠点こそあれ、割り下の味のバランスが絶妙で、ほかに引けを取らないレベルです。
一方単体の味で美味しくないのは松屋。というより、単体で食べることは想定してしていないのでしょう。松屋に行く人ならわかると思いますが、松屋ではテーブルに牛丼用のタレが何種類も置かれています。松屋の”牛めし”（こう書かないと牛めし警察に拘束されてしまうためこのように表記しています）は、タレや各種トッピングを添えて食べることを前提にした薄い味付けなのです。なので、少しタレを入れてあげると味が激変します。
さて、すき家の味はというと、とにかく「とがっている」という印象がつきます。おそらく他のチェーンに比べてみりんが大量に使われていることが原因です。店によってはみりんをきちんと煮きれてないこともあり、より刺激的な味になります。これでファミリー層向けに売り出してるのだから驚きです。勝っているのは店舗数ぐらいでしょう。地方部に強いのも特徴で、特にバイパス沿いの店が多いのがすき家ですね。
そんなわけで「みりんの味が強いすき家の牛丼に、酸味のあるチーズが合うのか？」というのは割と疑問でした。
②特盛、そして温玉
牛丼に温玉はわかります。すき焼きが牛＋割り下＋卵なので。
チーズに温玉……？
余談ですがしずさつはチーズオムレツはそこまで好きじゃありません。
というかそもそもチーズで牛丼で特盛というだけでくどいのにわざわざ卵足す理由を知りたかったのでした。
とはいえ食わずに語るのは片手落ちなので、実食することにしました。
ということで着丼です。
夜勤明けの朝に買ったのでテイクアウトにしています。スーツで食べるような代物ではないので……
余談ですが夜勤明けの朝は無茶苦茶腹が減るんですが、この時間ってまともに量を出してくれる店が牛丼チェーンくらいしかないんですよね。
蓋を開けると、なんか生臭い匂い。
多分チーズが牛丼の熱で蒸された匂いにプラスチックの匂いが交じったものだと思うのですが、これがすごく食欲を減退させます。
匂いについては食べ進めていくうちに普通の牛丼の匂いになっていきましたので、腐ってたわけではないと思います。そうであってほしい。
添付のタバスコをかけると強烈な酢の匂いが鼻をつつきます。
正直食欲大分落ちましたよ。
どこのタバスコを使ってるかはしりませんが、この匂いはちょっと……
さて、まずチーズ牛丼部分を一口。……うーん？
割り下で煮込んだ牛丼とチーズの相性は思ったよりはよかったです。いうほど割り下を邪魔していませんでした。
ご飯にチーズという組み合わせについても、味の付いた牛肉が中立ちに入ってくれるからかそこまで感じませんでした。
ですが、ネギ玉のような牛丼をかっこみたく組み合わせかと言われると正直疑問です。ただでさえ多いご飯の消費ペースが落ちるというのも拍車をかけます。
そしてタバスコはいらない。唐辛子による食欲の刺激よりも刺激臭による減退の方がはるかに大きかったです。
気になる温玉については、味が落ちるのを恐れて途中で入れました。
結果的には特に問題はなかったです。
が、特に求めてもいなかった。
残っていたご飯と混ざり卵かけご飯状態になってしまった後は、もはやチーズの存在もあったもんじゃありません。
すき家の温玉が若干水っぽいことも重なり、なんとも消化不良のまま完食を迎えました。
〇結論
味は悪くない。でも求めてない味。
ちなみにすき家は肉も野菜も増やせるとん汁お新香セットがおススメです。
～おしまい～
今年になって急速にトレンドを席巻したこのワード。
とある絵師のイラストから生まれたこの言葉は、料理そのものではなく、俗にいう「陰キャ」（昔で言うところの「ネクラ」に相当）に代わる罵倒ワードとして使われることが多いです。
さて、「三色チーズ牛丼を食べてそうな顔」として知られるこの言葉ですが、料理の方にも元ネタが存在します。
大元となっているのは、すき家から出ている「とろ～り3種のチーズ牛丼」です。誰だよ勝手に3色にしたやつ。
ちなみに3種のチーズとはモッツァレラ・エグモント・レッドチェダーだそうです。
https://www.sukiya.jp/menu/in/gyudon/102900/index.html
ところで、陰キャの私はこのワードが出始めた当初からこんなことを思っていました。
「三色チーズ牛丼特盛に温玉に合わなくない？」
こう思っていたのには2つほど理由があります。
①すき家の牛丼＋チーズという味
牛丼チェーンの中で大手というと、吉野家、すき家、松屋の3つがあります。
この中で一番おいしいと思うのは吉野家です。他の店よりも具の量が少ないという欠点こそあれ、割り下の味のバランスが絶妙で、ほかに引けを取らないレベルです。
一方単体の味で美味しくないのは松屋。というより、単体で食べることは想定してしていないのでしょう。松屋に行く人ならわかると思いますが、松屋ではテーブルに牛丼用のタレが何種類も置かれています。松屋の”牛めし”（こう書かないと牛めし警察に拘束されてしまうためこのように表記しています）は、タレや各種トッピングを添えて食べることを前提にした薄い味付けなのです。なので、少しタレを入れてあげると味が激変します。
さて、すき家の味はというと、とにかく「とがっている」という印象がつきます。おそらく他のチェーンに比べてみりんが大量に使われていることが原因です。店によってはみりんをきちんと煮きれてないこともあり、より刺激的な味になります。これでファミリー層向けに売り出してるのだから驚きです。勝っているのは店舗数ぐらいでしょう。地方部に強いのも特徴で、特にバイパス沿いの店が多いのがすき家ですね。
そんなわけで「みりんの味が強いすき家の牛丼に、酸味のあるチーズが合うのか？」というのは割と疑問でした。
②特盛、そして温玉
牛丼に温玉はわかります。すき焼きが牛＋割り下＋卵なので。
チーズに温玉……？
余談ですがしずさつはチーズオムレツはそこまで好きじゃありません。
というかそもそもチーズで牛丼で特盛というだけでくどいのにわざわざ卵足す理由を知りたかったのでした。
とはいえ食わずに語るのは片手落ちなので、実食することにしました。
ということで着丼です。
夜勤明けの朝に買ったのでテイクアウトにしています。スーツで食べるような代物ではないので……
余談ですが夜勤明けの朝は無茶苦茶腹が減るんですが、この時間ってまともに量を出してくれる店が牛丼チェーンくらいしかないんですよね。
蓋を開けると、なんか生臭い匂い。
多分チーズが牛丼の熱で蒸された匂いにプラスチックの匂いが交じったものだと思うのですが、これがすごく食欲を減退させます。
匂いについては食べ進めていくうちに普通の牛丼の匂いになっていきましたので、腐ってたわけではないと思います。そうであってほしい。
添付のタバスコをかけると強烈な酢の匂いが鼻をつつきます。
正直食欲大分落ちましたよ。
どこのタバスコを使ってるかはしりませんが、この匂いはちょっと……
さて、まずチーズ牛丼部分を一口。……うーん？
割り下で煮込んだ牛丼とチーズの相性は思ったよりはよかったです。いうほど割り下を邪魔していませんでした。
ご飯にチーズという組み合わせについても、味の付いた牛肉が中立ちに入ってくれるからかそこまで感じませんでした。
ですが、ネギ玉のような牛丼をかっこみたく組み合わせかと言われると正直疑問です。ただでさえ多いご飯の消費ペースが落ちるというのも拍車をかけます。
そしてタバスコはいらない。唐辛子による食欲の刺激よりも刺激臭による減退の方がはるかに大きかったです。
気になる温玉については、味が落ちるのを恐れて途中で入れました。
結果的には特に問題はなかったです。
が、特に求めてもいなかった。
残っていたご飯と混ざり卵かけご飯状態になってしまった後は、もはやチーズの存在もあったもんじゃありません。
すき家の温玉が若干水っぽいことも重なり、なんとも消化不良のまま完食を迎えました。
〇結論
味は悪くない。でも求めてない味。
ちなみにすき家は肉も野菜も増やせるとん汁お新香セットがおススメです。
～おしまい～
