雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

夕飯前撮影開始の魔法使い星雲(ケフェウス座)

2020年11月19日 | 天体写真(星雲・星団)
11日(水)夜は日が替わる頃からやっと晴れたのですが、
翌12日の夜は一晩中雲なしの予報でした。
2日連続の徹夜になるのですが、昨年11月はオケラだった初冬の越後の天気。
夜 星が見えるなら昼間寝ても撮らねばならぬ。

そんな訳で この夜はなんと夕食前の18時半ころから撮影開始。
そんなに早くから大丈夫か・・? なんですが、一応 薄明は18時09分に終わっています。
とは言っても、こんなに早い時間の「庭撮り」なら団地内の灯火で空は明るいはず。
迷った末にいつもの10分露光をやめて5分露光にしました。
撮影時設定でのヒストグラムでは5分でも露光オーバーですが、リニアで見るとまだまだまだ余裕が・・

ほぼ2時間で予定枚数を撮り終えて処理した画像です。

NGC7380 魔法使い 星雲 (ケフェウス座)  
NGC7380:距離 8,500光年 視等級 7.2等級  視直径 25’×30’ 散光星雲(散開星団)  
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上方向が 北 になります )
撮影DATA : 2020/11/ 12 18:35’~ Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 分 × 18枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2

トリミングで星雲部分をクローズアップした画像です。 ↓
魔法使い 星雲” は英名の”Wizard Nebula”の和訳ですが、
上が頭で両手を広げて魔法をかけようとしている姿なんでしょうか?
ここは思い切って10分露光だった方が星雲がもっと浮かび上がったかも。

この星雲を以前に撮ったのは3年前になります。↓
今回と同じVC200L鏡筒ですが、レデューサーが旧タイプです。
合成焦点距離は今回より短いのによりクローズアップになっているのは、
受光部の狭いAPS-Cカメラで撮っているためです。
前回の総露光時間はISO感度を換算すると約半分なのですが、それなりに写って見えるのは
強めの画像処理のせいでしょうか?(前回の撮影開始時刻は11/21 19:19~)

撮影中に撮ったおりおんショットです。 ↓
( 画像クリックで星座名が表示されます )
20時20分ころの撮影中の空

この星雲の一期一会 画像を得るには、
空の暗い時間帯に南中する8月ころがベストです。
たた越後の夏は雲だらけなので、もし晴れたならもっと目ぼしいものを撮りたい。

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久しぶりに床屋さんに行ってきたのですが、
情報通の床屋の奥さんから、家の近所で無料の紅葉園が見ごろとの情報。
昨日は天気も良かったので家内と散歩がてら出かけてきました。
個人のお庭を公開しているという事だったので、
こじんまりとしたものだろうと思っていたのですが・・
市街が一望できる高台に散策道も整備されてそれは見事なものでした ↑
最初は家族で楽しんでいたものを 何年もかけてここまで整備したそうです。
その日夕方のTVのローカルニュースでも紹介されていました。

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