雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

カブリをねじ伏せ IC1396北部 (ケフェウス座)

2018年08月08日 | 天体写真(星雲・星団)
火星大接近や長岡大花火の記事で、まだ先月14日夜に撮った画像が残っていました。
薄明が始まるまで撮ったケフェウス座の IC1396、 この夜4タイトル目になります。

実は記事掲載が遅れたのは ほかにも理由が。
下の画像は一応処理の終わったものですが、ひどいことになっています。
右はカブリがわかりやすいよう誇張したものです

ここまでカブリが目立つのは、3月に購入した光害カットフィルター
LPS-D2 によるものも大きいのではないかと考えています。
LPS-D2 はLED照明光に対応した新フィルターですが、
反面 従来の蛍光灯などの灯火には弱くなっています。
当ブログの記事 「まだ早すぎたのか? LPS-D2フィルター ・・」 を参照願います
団地内の防犯灯はLED化されつつありますが、近隣家庭の照明はまだまだです。

ここまで複雑なカブリになると、手持ちのペイントソフトを使った
職人技が通用せず、
なんとかステライメージを使ったカブリの処理方法を試行錯誤しました。
その処理結果です。

IC 1396 北部 (ケフェウス座)
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2018/ 7/ 15am 02:10’~  Vixen R200SS+コレクターPH(合成f=760mm))
露出 分 × 枚+分 ×  ISO 3200 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7

この星雲の見どころ、通称「 象の鼻 」です。
見どころが下端ギリギリになった理由は・・・
今回使用した導入用Mapです。↓
2枚モザイク用の南側は別途撮影予定ですが、
自然につなげるためにも再現不可能な ”職人技 ”は不都合でした。

撮影を始めたころのおりおんショット(撮影時風景)です。
右側が明るいのは公園の防犯灯と直江津市街地の灯火

今回のステライメージを使ったカブリ補正は今後も使っていきますが、
その方法・手順については別途 画像ストックが無くなった頃に記事掲載しようかな。
今回はヒントだけ。
1) RGB3色分解
2) 青・緑カブリを抽出
3) G・B画像から抽出カブリを減算
4) RGB再合成

最初は 3) の減算 で青い星の青味まで失われたため、
マスク画像で背景の暗い部分だけを減算するようにしました。
それでもこの処理方法は青味がかった星雲には不向きです。

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今夜 千葉から孫の第一陣が遊びにくる予定。
車なので台風が心配です。

「かたてま野菜」キューリは終わりですが、ナスはますます盛ん

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