雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

電柱すれすれ、オリオン大星雲 5段階露光

2019年11月22日 | 天体写真(星雲・星団)
自宅庭撮りのゴールデンタイムは、深夜1時過ぎから薄明が始まるまでの時間帯。
家々の灯火が消え 空が最も暗くなります。(残念ながら防犯灯は消えてくれませんが )

日が替わった今月1日のゴールデンタイムに選んだラストタイトルは
冬空の一番人気、オリオン大星雲 でした。
この星雲は明るくカラフルで四季を通じても写真写りは文句なしの一番だと思います。
惜しいのは南天低めで 敷地内の電柱や電線が邪魔になること。

なんとか電柱の上を通過してくれてセーフ
去年 魔女の横顔星雲 を撮った時は電線の碍子(ガイシ)が写りこみ無残な結果となりました。

5段階露光の画像をすべて使って処理した画像ですが・・
オリオン大星雲 (オリオン座) 
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 上方向が北 になります )
撮影DATA : 2019/11/ 1am 02:53’~  Vixen R200SS+コレクターPH(合成f=760mm)
露出 分 ・分 ・分 ・分 ・秒 × 枚 ISO 3200 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
もっとも空の暗い時間帯に、5段階露光でこれまで以上に撮影枚数も多めに
したにもかかわらず、明るい星が大きく滲むがっかりな結果に。

星雲中心部のトリミング画像です。

悔しいので、各露光時間ごとの画像を個別に処理してみました。
( いずれも上の画像と同じ範囲をトリミング )
撮影の順番は南中10分後から薄明開始20分後まで 4秒、1分、6分、4分、2分の順になります
この星雲を光らせているトラペジウムは1分露光で もう星雲に埋もれています。
( 多段階露光の露光時間は再考が必要かも )

撤収時に確認したところ、主鏡の結露は目立たなかったことから
星のにじみは薄雲によるものと思われます。

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2夜連続の撮影だったのですが、一夜目はひどい結露で
主鏡面に露が流れるほどでした。
これからの季節はまず晴れないか、晴れても結露か霜柱か。
結露対策に効果があるかもと、R200SSをこんなにしてみました。
まるで R200SS が HST(ハッブル宇宙望遠鏡)みたいに
この新月期に効果を検証できるといいのですが、日本海側はもう・・

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