鮭に惹かれて in 北海道 ②

2020年

前回の続きより

 

サケ釣りを始めたのが九月のお終わりだった。

初めは仕事前に朝三時に起きてとりあえず
釣りのやり方を何度か同僚から教えてもらい
釣りのイロハの手ほどきを受けながら、あまり鮭が釣れそうもない海で練習も含め海に足を運んでた。
同僚には何から何までおんぶにだっこ状態で感謝感謝。

そして仕事休みにいざサケ釣りへ!
朝三時に起きて海へと向かう。

一回目は人の多さに圧倒され気持ちもなえて釣れないで終わった。

二回目は場所を変えてのぞむも全くひっかかりもなく釣れずに終わった。

↓近くのサケ釣りポイント古平。
人が多いと思ったけどまだ少ない方らしい。

そして三回目!!!

その日はサケが目の前でボンボン飛び跳ねている!
これはいけるという気持ちになる!

でも、そんな状態でもなかなか、かからない。
周りでは自分以外ではバンバン鮭を釣っている。
なぜか、自分の竿には一向にかからない。
なんなんだ、何が違うのかと思っていたところ
「ずずずず」と手に何かが引っ掛かった!!

きたーーーー!!!

と竿を引いた!!!

現れたのは「藻」
緑の海藻。

 

その後すぐサケの手応えがきた!!でもすぐにスコーンと逃げられてしまった!それでも、手応えがある、それに気持ちも高ぶる。

その間、周りではバシバシ釣っている。でも自分の竿には全くかすりもしない。

 

それでも近くにはいる。

いつかは必ずくる。

そう思った。そう思ったら本当にきた!!

かかった!!!
ぐぐぐっと!!!
サケがかかった!!!

竿を引く。

リールを巻く。

サケを引き寄せる。
そしてサケがもう目の前にきた。

サンキューサケ!!と叫ぼうとしたところ、
素人の自分は変に竿を引いたらサケの口から
針がスルスルスルーって抜けて
ササーーってサケは逃げていきおった……。

うおーーーやってもうたーーー!!!
目の前で逃がしてしまったーーー!!!

 

逃がした魚は大きくその後は釣れずに終わった。

 

そして四回目。
全くサケの気配なし。
遠くの沖の方ではサケは飛び跳ねているのは見えたが
この日は釣れずに終わった。

もう時期も遅くなりつつありもう釣れないんじゃないかという気持ちにもなる。

 

それでも最後のラストチャンス。

5回目の鮭釣り。
10月も終わりに近づいて
仕事も終わりかけて、もう北海道を出なくてはいけない。
サケ釣りもこの日で最後。

あいにく天気は最悪。
雨、風強し。
時折、みぞれ交じりの雪が降る。

寒すぎる。
寒くて人もいない。

でもラストチャンスだから粘った。
手もかじかんで感触もなくなってきた。
ぽつぽつといた人達も釣れないし
寒いから帰りだす。

寒さで心が折れそうになってきた。

そんなんで耐えていたところ、目の前近くにサケがちょこちょこと跳ねだした。
あれ、あれと思っていた。

そしたら!!

なんとなんと!!!!

かかったーーーーー!!!!
うおーーーーーーーー!!!
うおーーーーーー!!!!

 

グググッときた。

 

慎重に慎重にサケを手繰り寄せる。

 

 

そしてそして、そして

えーーーい!!!

うおーーーーーーー!!!!

サケが釣れた!!!
釣れてしまった!!!!

ついにサケを取ったどーーー!!!

ついに釣ってしまったどーーー!!!

 

はい!!!
これ!!!!!
オスの鮭でだいぶ歳いってる感じらしいけれど
自分には大満足!!

とったどーーーーーーー!!!!

 

釣った時、頭が意味が分からなくなっていた。

思考が止まった。
でもドキドキが止まらなかった。

なんだかんだで、休みの日は朝早くからサケ釣りへ行き
釣りに行かない時はレンタカーを借りて夜中から山を登りに行ったりで寝不足だったり疲れだったりも感じつつもあった。

そこで最後の最後にサケが釣れたというのもあって、
この日の寒さに心が折れそうになったりもしてて
そんなのもあって帰りの車の中
嬉しすぎて嬉しすぎて恥ずかしながら泣きそうになってしまった。

本当に釣ってしまった。

↓この日は虹がよく出ていた。

 

 

 

そんなんで北海道、釣りキチしげる 鮭を釣る!でした。

 

鮭とったどーー!!!

北海道からでした!!!
どうもありがとうございました!!!