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名古屋駅の立ち食いきしめんは、なぜ新幹線ホームより在来線ホームのほうがいいのか? [雑感]

名古屋駅の立ち食いきしめんは、なぜ新幹線ホームより在来線ホームのほうがいいのか?
それもなぜ3番、4番ホームが最強なのか?


これはみなさんがそう仰るのだが、自分はどこが違うのか、さっぱりわからなかった。
今度、岐阜サラマンカホールに行くので、そのときに比較してみよう、と気軽に考えていた。


ところがあることをきっかけに、ふっとネットでググってみると、出てくる、出てくる。(笑)
これは世間では有名な事実なんですね。


みんなJR名古屋駅のホームにある立ち食いのきしめん屋さんで、どこのホームが美味しいのか?
新幹線ホームより、在来線ホームのほうが美味しい理由。
3番、4番ホームが最強説。


みんなすごい熱く語っているのだ。


それを隅々読んでみると、そう言われている理由が、やっと自分にも理解することができた。


そうなると今度、名古屋、岐阜の方に行くので、是が非でも自分でじかに体験して、自分の日記で、自分の言葉で熱く語ってみようと思った訳だ。


自分もその世界に混ぜて~混ぜて~という感じ。(笑)


ドキドキするという点では、サラマンカホールのコンサートより未知体験だったかも。(笑)


ここでは、ネットから収集した情報を結論として先に述べて、本当にそうだったのか?
実際体験してみて、自分の意見はどうなのか?という論法で書いていきたい。



自分の人生で、駅のホームの立ち食い屋さんと言えば、立ち食いそばだ。そばとうどんがある。サラリーマンなもんだから、いつも出勤の朝とか、帰路とかで、ホームにいると、あのぷ~んとする凄いいい匂い。あれはサラリーマン殺しですね。少し小腹に一杯という感じで、ついつい入ってしまうというのが常だ。


ところがここ名古屋では、同じ立ち食い屋さんでも、うどんではなくきしめんなのだ。
きしめんとそばの選択。(うどんというものはない。)


名古屋駅の各ホームには、必ず1軒は立ち食いのきしめん屋さんがある。


テレビや雑誌でも度々取り上げられる「住よし」は、JR名古屋駅の各ホームにある立ち食いきしめんの有名店である。名古屋方面へ行く出張者の密かな楽しみ、途中下車してでも食べたいと、古くから定評がある。


「住よし」を運営するのはジャパン・トラベル・サーヴィスという会社で、名古屋駅には9店舗を構える。(2018年3月時点)テレビや雑誌の影響で、きしめん店としては抜群の知名度を誇る「住よし」。主に新幹線ホームの店舗のことを指す場合が多いが、在来線ホームにもある。


しかも各ホームに必ず1軒はある。


名古屋駅は、

在来線ホーム=1・2番線~7・8番線、10・11番線と12・13番線まで計6本
新幹線ホーム=14・15番線と16・17番線の2本

のようだから、各ホームに1軒ということは、8軒は確実に存在することになる。

さらにホームによっては、2軒あったりするのだ。


全部が、住よしか、というとそうでもない。でも大半は住よしと言っていい。



「なぜ、新幹線ホームより、在来線ホームのほうが美味しいのか?」


新幹線ホームは利用客が多く、天ぷらを揚げている時間がないそうだ。
そのため、かき揚げの味が在来線と新幹線ホームとでは違う。


中でも3・4番ホームの「住よし」は、電車の発着数が少なく利用客が少ないため,新幹線ホームの天ぷら分もここで揚げているんだそうだ。かき揚げ、えび天、いか天の3種をここで揚げ、新幹線ホームに輸送しているそうである。


つまり、新幹線ホームは、揚げたての天ぷらは食べれないということになる。3・4番ホームが評判になったのは、(麺、ツユが)美味しいからということではなく空いていて揚げたての天ぷらを食べれるということがその理由らしい。


あと、新幹線ホームはとにかく人、人、人で大変な込み具合なので、店の回転率をよくしないとやっていけない。だからきしめんのメニューも数少ないし、店内もすごく狭い。回転率勝負みたいなところがある。


それに比べ、3・4番ホームというのは、全ホームの中でももっとも人が少ないホームだそうで、住よしさんの店内もゆったり広いスペース、そしてメニューも数が豊富だそうだ。


そしてなによりも、注文してから揚げてくれる、揚げたてのかき揚げが食べられる、ということが1番の売りである。


本当に3・4番ホームが最強なのか?


3・4番ホームしか揚げたてをしないのか、というとそれは違うらしい。在来線の全店舗にはすべてフライヤー(揚げ物用機器)が完備しているから、どのお店も天ぷらは揚げたてを提供している。


新幹線ホームのお店にはフライヤーがないため、ここ3・4番線のお店で揚げたものを運んでいる。ところが、どういうわけか「3・4番線が唯一、揚げたての天ぷらを提供している」という話になってしまっているそうだ。(笑)


そうすると新幹線ホームより在来線ホームのほうが美味しい、というのは、フライヤーの設備があるかどうかで、在来線は全店舗ともフライヤー完備のため、どのホームでも揚げたてを食べられるが、新幹線ホームは3・4番ホームで揚げたものを輸送する作り置きというところが、その理由となる。


3番、4番ホームは電車の本数が少なく、きしめんを調理して出すという仕事量は、ほかの店よりも少なくなる。その分、新幹線ホームのお店で提供する天ぷらを揚げる作業を負担してもらっているというのが真相のようだ。


ここまでが、自分がネットから拾ってきた情報である。
この情報をまず自分の頭に叩き込んだ。


あとは、実際名古屋駅に行って、新幹線ホームと在来線ホーム全部の店舗を食べ歩きして(こういうことをするのは強者らしい。(笑))、本当に上記の情報が正しいのかどうか、自分の目と舌の味覚で確認するだけである。


とくに新幹線ホームと在来線ホームのお店の区別をはっきり認識するためにも、フライヤーが完備されているかどうか、を自分の目で確認することに重きを置いた。




新幹線ホームの住よしさん


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店舗の色が黒でお洒落である。
でも確かに店内はすごい狭い。
そしてすごい大行列である。
やっぱり新幹線ホームはすごい人混みだ。
自分も随分待たされた。



メニュー


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いろいろなトッピングのきしめんがあるのだが、やはり今回の一番の目的は揚げ物。
揚げ物のきしめんは、かき揚げ、海老天、イカ天の3種類。


全店舗を食べ歩いた自分からすると断然にかき揚げが一番おいしい。
海老天やイカ天は、なんか小さいというか食べ応えがないんですよね。
やっぱりかき揚げが一番大きいし、揚げたてのかき揚げは本当に美味しいです。


かき揚げに玉子をトッピングする「揚げ玉」が一番お勧めです。

今回はかき揚げを頼む場合、全部それに統一しました。


さっそく調理場を拝見。


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確かにフライヤーの存在を見つけることはできなかった。
新幹線ホームにはフライヤーがない!というのは事実であった。


つまり新幹線ホームのお店は、揚げたてのかき揚げを食べることはできない、というのは真実であった。


ちなみにこれが作り置きのかき揚げ。
これはおそらく間違いなく3番、4番ホームで揚げて、輸送されてきたものに違いない。


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これが新幹線ホームの住よしさんのかき揚げ&玉子のきしめん。


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トッピングのさらに上に大量のかつおぶしを乗せるのが、名古屋流きしめんの特徴ですね。


これが最高に美味しいです。


きしめんの作り方は、麺はもともと乾麵になって保管されていて、注文が入れば、それをお湯で解す。そしてあらかじめ、秘伝のだしで造られたおつゆをかけ、かき揚げなどの天ぷらを乗せて、最後に上に大量のかつおぶしを乗せて、ハイどうぞ、という感じである。


新幹線ホームの住よしさんのきしめんは確かに作り置きのかき揚げを使っていたけれど、それでも十分暖かくて自分は美味しいと思った。作り置きとは思えない美味しさだった。



そしていよいよ在来線ホームへ。

まず当然最強説と言われている3番・4番ホームへ。


名古屋駅の在来線3番・4番ホームと言えば東海道線のようですね。


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ここが最強、3・4番ホームの住よしさん。


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なんか新幹線ホームに比べると地味。(笑)
店自体は確かに新幹線ホームに比較すると大きい。


メニュー


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在来線ホームのほうが、人が少ないので、調理する時間も多いので、メニューが豊富というのはウソだと思いました。パッと見た感じ、新幹線ホームのメニューとあまり変わらない。



お店には、うちは揚げたてを提供します、という張り紙が貼ってある。
噂は本当であった。


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そしていよいよ店内へ。


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最大の注目ポイント。フライヤーの設備があるかどうか?
これだ!!!


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在来線ホームで一番先に訪問したので、後から分かったのだが、3・4番ホームのフライヤーが1番大きいです。他のホームの在来線ホームのお店のフライヤーはもっと小さいです。


なぜ、大きいかというとご多分に漏れず、新幹線ホームの分の天ぷらを同時に挙げるという作業があるためだと思います。


見てください!フライヤーの横に揚げたての作り置きがいっぱい置いてあるでしょう。
しかも油の中はたくさんの海老天を揚げている最中。


やっぱりネットでの情報は正しかったんだな、と思いました。


これが最強説の在来線3・4番ホームのかき揚げ&玉子のきしめん


DSC01867.JPG



これを食べてみて、ここで、自分は、3・4番最強説のネット情報にふっと疑問を持つことになった。

それはかき揚げが思っていたほど、アツアツじゃなかったからだ。


揚げたてってこんなもんじゃないだろう?


自分の分を作ってもらうときによく見ていなかったせいもあって、あくまで類推だが、3・4番ホームはたくさんの揚げ物をするので、たくさん作り置きがあるのだ。


だから注文が入ったら、その作り置きからポイっと持ってくるという感じだったのではないか、と思うのだ。それは揚げたてではない。


たくさんの作り置きがあるからの悲劇。


これは後で体験してわかるのだが、他の在来線ホームのお店は、もっともっとフライヤーが小さく、作り置きはいっさいない。注文を受けてから、揚げ始めるのだ。だから本当にアッツアッツの揚げたてなのである。


自分は、ここに新幹線ホームの分も揚げないといけない3・4番ホームの負の宿命があると感じた。巷では3・4番最強説が揺るぎないものとなっているが、本当のアッツアッツを食べるなら、他の在来線ホームのほうが確率は高いと思います。



つぎに在来線ホームの5・6番へ。
サラマンカホールのある岐阜に行くには、この5・6番ホームを使います。


ここで、住よしさんではない「憩い」というお店を発見。
この5・6番ホームは、立ち食いきしめん屋さんは2軒あります。


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ここのフライヤーはこんなに小さいんです。
そして作り置きもほとんどない。
実際、自分が食券を買ってお店の方に差しだしてから、揚げ始めましたから。


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在来線ホーム5・6番ホームのかき揚げ&玉子のきしめん。


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これが本当に正真正銘の在来線ホームのかき揚げきしめんだと思いました。
もうかき揚げを口の中に入れたら火傷をするくらいアッツアッツ。
おぉぉ~これぞ本物!と自分は確信しました。

これは新幹線ホームのモノは比じゃないね、と思いました。
自分がこの日最高に美味しいと思ったかき揚げきしめんです。


つぎに、同じ在来線ホームの5・6番の住よしさんへ。


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在来線ホームの住よしさんは、どのホームも大体同じ店舗のデザインなのですが、ここだけちょっと違っていました。


店内に入って、さっそくフライヤーをチェック。


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やはり小さい。
そして作り置きがいっさいない。
いままさに自分のために揚げようとしてくれているところです。



ボクが食券を発券してお店の人に渡してから、揚げ始めます。
揚げ物の中で、今回は海老天を頼んでみました。


在来線ホーム5・6番の海老天のきしめん


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これもアッツアッツで最高に美味しい。
でも海老天は小さくて、ちょっと食べ応えが足りない。
自分はかき揚げの方が美味しいとこのとき思いました。



そして7・8番の在来線ホームの住よしさんへ。


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ここもフライヤーは小さく、作り置きも少ないです。
注文を受けてから揚げ始めます。

揚げ物の最後のイカ天を頼みました。


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在来線ホームの7・8番の住よしさんのイカ天のきしめん


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イカ天は、海老天以上に味わいが自分にとってはイマイチ。(笑)
やっぱりかき揚げが最高に美味しいです。


あと、1,2番の在来線ホームも体験して(ここは元に戻ってかき揚げを注文)、名古屋駅の全ホームの立ち食いきしめん屋さんを制覇しました。


こういう輩を相当アホというかツワモノというらしいです。(笑)


でもいっぺんに食べた訳ではありません。
名古屋に着いたときと、帰京するときの2回に分けて実行したのです。


相当血糖値が上がってしまった、と思いましたが、先日検査を受けたらそうでもなかったのでホッと一息です。


今回の立ち食いきしめんプロジェクトを実行してみて、自分なりの結論としては、ネットで熱く語られていたことは、ほぼ事実である、ということ。


在来線ホームのお店には全店舗ともフライヤーが完備されています。
そして注文を受けてから揚げ始めるアッツアッツのかき揚げきしめんが食べられます。
これも事実。


ただし、3・4番ホーム最強説か?という話になると、必ずしもそうでもない。
というのが自分の結論です。


それは先述のたくさんの揚げ物をしないといけない宿命から、注文したら、ふいと作り置きから持ってきてしまう悲劇の可能性もある。もちろんちゃんと注文を受けてから揚げたものを差し出してくれる場合もあるでしょう。自分がたまたま不運だったのかもしれません。


でもそれ以外のフライヤーの小さい在来線ホームのお店は、100%間違いなく、注文を受けてから揚げてくれるので、本当のアッツアッツのかき揚げきしめんが食べられる可能性が高いと自分は確信しています。













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