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Mahler Festival 2021 [海外音楽鑑賞旅行]

衝撃だよなぁ。Mahler Festival 2020は来年1年延期して、Mahler Festival 2021として再スタートするという。それも規模をかなり小さくして、ということである。


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昨晩の23時頃、コンセルトヘボウからメールを受けたとき、ちょっと衝撃で頭がパニックになってしまい、自分はどうするべきなのか、考えがまとまらず、かなり焦ってしまった。


それでも3時間くらい経って、自分の進むべき道がどうあるべきなのか、方針らしきものが見えてきて、ようやく就寝できた。そして1日経過したら、ようやく落ち着いて客観視できるようになった。



Mahler Festival 2021とは?


日程表.jpg



こういう日程、キャストでおこなうそうである。
出演者陣とスケジュール調整、negociationができたということなのだろう。


まずは、日程は6日間。マーラー交響曲全曲ではなく、第1番~第6番、大地の歌のみの縮小版である。第7番、第8番、第9番はやらない。


そして出演オーケストラ、指揮者は上記の表のとおりである。


これを見てすぐにピンときたことは、同時期におこなわれるライプツィヒ・マーラーフェスティバル2021である。マーラーフェスティバルというのは、マーラーの命日である5/18を最後にその前の1週間でやる、という習わしみたいなものがある。でもその日程は、ライプツィヒ・マーラーフェスティバル2021のほうで、埋まっているので、それが終わった直後の5/18から6日間、引き続きアムステルダムでマーラーフェストをやる、ということなのだろう、と推測する。


そしてキャストも、ライプツィヒ・マーラーフェスティバル2021でのキャストをそのまま持ってくる。そのほうが連続演奏できて、出演者側も助かる。


ベルリンフィルやウィーンフィルは参加しない。
香港フィルが初参加。


俯瞰するとこういうことだろうか?


最初のマーラーフェスト2020と比較すると、かなりダウンサイジングした縮小規模のフェストということになりそうだ。


アクションはすぐにとらないといけないようだ。ticket buyer(つまり自分の場合、旅行会社)には、来週月曜日の25日に、Mahler Festival 2020ですでに購入したチケットをどのようにこのMahler Festival 2021のチケットに移行させるかどうか、に関する手続書のメールを送るという。


それに基づいて移行してほしいし、もしカスタマーが新たな予定のMahler Festival 2021に行けないとしたら、もちろんre-fundやdonationにも対応する。


Mahler Festival 2021のチケット発売は、2020/6/1からスタートする。


ということだそうである。

もうすぐなのである。
時間がない。


行くかどうかの自分の判断をすぐにしないといけない。

それで、ちょっと自分的にパニックになったのだ。


旅行会社が緊急事態宣言でいま5月末まで臨時休業。
なかなか困った状況である。でも在宅ワークでメールは確認できるのかもしれない。


さて、どうするべきなのか?


障壁はこのようなものがあると思われる。


・1年後にはたしてコロナは収束しているのか?


・Social Distancingを考慮した舞台上の演奏者の配置、観客席での聴衆の入れ方などの対応を取られるヴァージョンであるなら自分は行かない。


・そのためには、1年後のそのときまでにワクチンが実用化されていないといけない。
 おそらく実用化には1年半~2年はかかると思われる。


・そのときには海外渡航はできるようになっているのか?


・渡航後に14日間、帰国後に14日間の待機が必要であれば、無理である。社会人はそんなに休めない。


・わずか1年後に渡航して罹患したら、会社に迷惑をかけてしまう。


1年後の先はまったく見通せないけれど、立ちはだかる障壁は高そうだ。おそらくマーラーフェスト当局側も地元アムステルダム市民の参加を中心に考えていて、海外からの聴衆は、仕方がないと見ているのではないだろうか?


ただ、自分が行くか否かの判断としては、もっと骨子の部分で判断したい。


やはりこれだけの縮小化となると、フェスティバルとしてのグレードダウン感はどうしても免れなく、そのために上の危険を押してまで、行く魅力があるのか、ということである。


もっと大事なところとしては自分の予算体力に起因するところがあって、自分が金持ちじゃぶじゃぶの余裕ある予算体力であるならば1年後に行けそうだったら行こう、ということになるかもしれない。


海外音楽鑑賞旅行は、やはり金かかります。
1回行くと、次の計画を実行するまでには、また貯蓄していかないといけない。


これだけグレードダウンして魅力の乏しいフェスティバルに、それだけの投資をするべきなのか?


さらにコロナ禍で、弊社も業績悪化は不可避なので、いままでもらえた収入額も減額は覚悟しないといけない。これから、いままで通りのペースで貯蓄できる保証はない。


自分がぜひ行きたい、これは魅力的だ、と感じない旅行に無理をして投資して消費するくらいなら、撤退する勇気の判断も必要ではないか。


たとえ、それがいままでの経緯で自分が打ち込んできたテーマであってもだ。


いま無理してお金を使ってしまわないで、貯蓄に回しておいて、もっと数年先、安定してきた状態になって、たとえば3年以降とかに改めて、自分が魅力を感じる新しい旅行先を見つけて、そちらに投資をしたほうが賢明なのではないか。


それが昨日一晩考えた自分の方針である。


ぶっちゃけた話、これだけスケールダウンしたこのメンツに、お金を使っちゃうのは勿体ないというのが、要は早い話なのである。


コロナ禍で自分がこれから生活していくのに精一杯になることもあるし。


さらには、どうせ海外音楽鑑賞旅行をやるなら、仕切り直しして、もっと自分が納得がいく、自分がもっと魅力を感じるコンサートにお金を投資したい、というのが1番の理由である。


昨晩は本当にパニックだった。
沈着冷静にこういう考えにたどり着くには、すごい葛藤があって本当に大変でした。


まぁアムステルダムのマーラーフェストに関しては、自分が推進してきた立場からして、やはり責任を感じるから、最後まで見届ける義務があるのでは?というのが自分の1番ツライ気持ちというか悩みでした。


いずれにせよ、旅行会社の自分を担当してくれるコンシェルジェの方とよく相談して決めます。


風雲急を告げる、である。


ホール写真.jpg







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コメント 2

Masa

先日は丁重にコメントに返信を頂きありがとうございます。マーラーフェストの件、悩ましいですね。私もこの夏に家内がベルリンで学会発表の予定があり、便乗して同行しようと思っていたのですが、開催されるのかどうかと、渡航できるのかどうかで宙に浮いた状況です。早くこのような状態が収束するといいですね。
by Masa (2020-05-23 09:50) 

ノンノン

Masaさん、コメントありがとうございます。日本はもちろん世界中も収束方向ではありますので、ワクチン開発と共に徐々に再開方向なんでしょうね。マーラーフェスト2021もじつはいまは1番~6番までの発表ですが、後程、7番~9番が発表され、ベルリンフィルやウィーンフィル、ニューヨークフィルも参加するのでは?という予測もあるようです。そうなるとグレードダウンどころかグレードアップになるので、やはり早々に諦めるというよりは、旅行会社の方とよく相談しようと思っています。早く日常が戻ってこればいいですね。
by ノンノン (2020-05-24 07:27) 

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