沿岸バス「特急はぼろ号」増毛経由便 404号車（元東京空港交通）
本便運用では札幌初上陸！？稀に見るレアな運用
写真は、沿岸バス（本社：羽幌町）が運行する札幌～厚田・雄冬・増毛・留萌・羽幌間都市間バス「特急はぼろ号」増毛経由便です。
と、この写真を見て、「あれっ？？？」と思われる方も少なくないのではないでしょうか。
実はこの車両、余程のことがない限り「特急はぼろ号」に入ることのない車両でして、普段は留萌旭川線や快速幌延留萌線、快速留萌旭川線に充てられる404号車（日野セレガR-FD KL-RU4ESEA）であります。
そして、スライド式のトランクハッチや天井部の直結式クーラーユニット、リアスポイラーレスなどからも分かる通り、この車両はかつて東京空港交通（本社：東京都）にてリムジンバスとして活躍していた車両でもあります。
車内は、4列シート42人乗りの空港連絡仕様で、写真はありませんが、車内最後部にはトイレが装備されています。
もちろん、トイレは使用可能です。
但し、あくまで留萌旭川線・快速幌延留萌線・快速留萌旭川線の仕様となっているため、マルチステレオは装備されていません。
このため、車内でTVやラジオ放送を楽しむことが出来ませんのでご注意下さい。
一方で、車内前方には運賃などを表示する液晶式表示器（OBC-VISION、レシップ製）が取り付けられており、降車時や発車時などには、一瞬ではありますが沿岸バスの萌えっ子キャラクターが表示されます。（写真はイメージです。現在は表示されるキャラクターが変更されています。）
※写真はイメージです。
札幌駅前ターミナルで発車を待つ「特急はぼろ号」増毛経由便404号車です。
聞くところによると、この404号車、過去に「特急はぼろ号」高速道経由便の繁忙期続行車として札幌に来たことはあるとのことですが、「特急はぼろ号」本便の運用に就いたというのは記憶がありません。
もしかすると、稀にみるレアな運用だったのかもしれません。
折角なので、札幌駅前ターミナルから厚田支所まで乗車してみましたが、往年のセレガRらしい走りを披露しておりました。
いつか機会があれば、留萌旭川線・快速幌延留萌線・快速留萌旭川線などで、その乗り心地をじっくり味わいたいですね。
それにしても、この様なレア運用の車両を見た時に、「今日は実に運が良い日だ！」と思ってしまうのは私だけでしょうか。
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