一般的に、猫は鏡に映った自分を自分だと認識しません。
猫は自我の捉え方が人間と違うのか、それともただ鏡を理解できないだけなのか。
麿白先生を見てる限り、彼の中には確固としたキレッキレの自己イメージがあり、実際はただただ不器用なのとのギャップでとても珍妙になってしまってると感じます。
麿白先生の中での麿白先生は、すべての猫は自分が面倒を見るべき子猫で、常に自分が何かを授けて教えてる、そんな印象を受けるのです。
そうじゃないやいあんちゃん、あんちゃんは猫の中でも相当な部類の不器用やい。
時雉が麿白先生のおでこに添えた前脚はそれを教えているようですが、たぶんそういうのって余程の事がない限り猫自身が認識する事はないのかなと。
それを認識できたのが参瑚で、外時代の参瑚は「おれはひとりでも生きていける猫」という自己イメージを持っていたように思います。だから、公園時代に一度はファミリーになった老猫エクスペンダブルズに攻撃をし、半ば育ての親だった栗白にも反旗を翻し…。
しかし、何度も傷つき大怪我をして敵から隠れてる最中に、おれはひとりで生きていけるほど強くはなかったんだ…とその自己認識と外界との齟齬に気が付いたのではないでしょうか。
参瑚の、何かするたびに麿白先生や時雉そして自分の反応を気にするのを見るにつけ、他者とのかかわり方を学んだ跡がある気がするのです。
ネットの面白猫動画とかでも、その面白さの肝は登場猫の自己イメージVS見た目の可愛さ及び動作のおかしさのギャップなのだと感じます。そしてなぜ人がそれを愉しめるかというと、そこに人間臭さがあるからなのかなと。
人間だれしも自己イメージと現実とのギャップに苦しみ、時にそれを黒歴史と読んでネタにしたり。
麿白先生はいつまでも、（当猫内で）すべての猫の母猫のままでいて欲しいものです。
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猫は自我の捉え方が人間と違うのか、それともただ鏡を理解できないだけなのか。
麿白先生を見てる限り、彼の中には確固としたキレッキレの自己イメージがあり、実際はただただ不器用なのとのギャップでとても珍妙になってしまってると感じます。
麿白先生の中での麿白先生は、すべての猫は自分が面倒を見るべき子猫で、常に自分が何かを授けて教えてる、そんな印象を受けるのです。
そうじゃないやいあんちゃん、あんちゃんは猫の中でも相当な部類の不器用やい。
時雉が麿白先生のおでこに添えた前脚はそれを教えているようですが、たぶんそういうのって余程の事がない限り猫自身が認識する事はないのかなと。
それを認識できたのが参瑚で、外時代の参瑚は「おれはひとりでも生きていける猫」という自己イメージを持っていたように思います。だから、公園時代に一度はファミリーになった老猫エクスペンダブルズに攻撃をし、半ば育ての親だった栗白にも反旗を翻し…。
しかし、何度も傷つき大怪我をして敵から隠れてる最中に、おれはひとりで生きていけるほど強くはなかったんだ…とその自己認識と外界との齟齬に気が付いたのではないでしょうか。
参瑚の、何かするたびに麿白先生や時雉そして自分の反応を気にするのを見るにつけ、他者とのかかわり方を学んだ跡がある気がするのです。
ネットの面白猫動画とかでも、その面白さの肝は登場猫の自己イメージVS見た目の可愛さ及び動作のおかしさのギャップなのだと感じます。そしてなぜ人がそれを愉しめるかというと、そこに人間臭さがあるからなのかなと。
人間だれしも自己イメージと現実とのギャップに苦しみ、時にそれを黒歴史と読んでネタにしたり。
麿白先生はいつまでも、（当猫内で）すべての猫の母猫のままでいて欲しいものです。
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