ブログを初めて8年目
入った温泉ここで639湯目
これまで たくさんの鄙びた系宿の温泉に
入ってきたけれど いろんな意味で
NO.1の温泉と出会えました
そんな温泉が富山県南西部
庄川温泉郷からほど近くにあったんです
庄川温泉郷といえば
船でしか行けない秘境の一軒宿
“大牧温泉”
去年の秋 お客さんがツアーで宿泊
ここを知ったのは くまる先輩 の記事
泊まりは無理だけど、ならば日帰りで
偶然にもチューリップと同じ砺波市
湯谷温泉バス停と書いてある
小屋の先のポストを鋭角に曲がり
この坂道が長い上に結構な角度
眼下に見えてきた立派な木造の建物
元 温泉旅館で現在は日帰り入浴のみ
聞こえてくるのはセミの声だけ
でも 玄関フルオープン
昔ながらの広い玄関は下床も板の間も
宿主さまは不在でも 大丈夫
事前調査済
「いらっしゃいませ 入浴(一浴)は可能です
どうぞ ごゆっくり
ありがとうございました」←完結
ブルーシートめがけて
平成16年の台風23号による増水で
流出してしまったまま、この状態が続いて
おどろおどろしい脱衣場
コンクリに、はめ込まれた脱衣棚のみ
何が絶句って浴場が水没してたから
溺れるわけじゃないんだから
女湯と男湯は繋がっている模様
洗い場はなし かけ湯は
えーとえーと
(後で判明 丸い穴でした)
ガタガタ 誰か来た
その前に撮れるだけ撮っておこう
ちゃちゃっと撮って脱衣場へ戻ったら
おばあちゃんがおひとり
(あの坂道と階段降りて、ここまで来た
おばあちゃんは湯谷温泉へ
昔は1人で通ってたけど今は無理なので
息子さんに連れて来てもらってるそう
おばあちゃんにも 吃驚したけど
それ以上に驚いたのが
入って間もなく 全身にびっちりついた
細かい気泡 ぷっちぷち
この気泡のつき方は、あれ、あれと同じ
大分の名湯 ラムネ温泉→♨
でもラムネ温泉より温くないこの時期
適温39℃ 浴感はすこぶる爽やか
おばあちゃんはここに座って
半身浴しながら いろいろ教えてくれた
「昔から なにも変わってないよ」 って
1番笑っちゃったのは
おばあちゃんがニコニコしながら
これを持ち上げた瞬間