3月4日には、啓蟄を迎え「地面が温まり、虫達が目覚める」と言われる「啓蟄(ケイチツ)」を迎えましたが、まだまだ寒い日が続きます。

こんばんは、鳥取で薬膳や漢方のおくすりで、アトピー性皮膚炎や乾癬、掌蹠膿疱症状など皮膚炎の改善のお手伝いをしているイヌイ薬局の乾です。

早春は春といっても「三寒四温で、寒い日が3日続けば暖かい日が4日続くといわれてきました。今日の鳥取は少し暖かくなりましたが、昨日までは冬より寒く感じたくらいでした。そんな日は、温かいお粥で身体を温めることオススメです。

身体を温める食材と言えば、「生姜」が良く知られています。その生姜を、乾燥さえると乾姜(カンキョウ)といって身体を温める作用が倍増するので漢方でもよく処方されます。

今回はそんな、乾姜と肉桂と黒砂糖のお粥をお伝えします。

 

乾姜肉桂黒糖のおかゆ

 

 
 

乾姜肉桂黒糖のおかゆ

材料

・(玄)米   50g

・肉桂  2g

・乾姜  5g

・黒砂糖  適量

 

レシピ

1、400cc程度の水でお粥を炊きます。

2、肉桂、乾姜を200ccの水に加え中火で半分の100ccになるまで煎じます。

3、炊いたお粥に煎じた汁のみ加え、一煮立ちします。

4、黒砂糖を好みで加えます。

 

*お米は玄米がおすすめですが、今回の画像は白米を使っています。

 

*肉桂は身体を温めて、腎の機能を補う作用があります。

 

*黒砂糖は砂糖の中でも、身体を温める作用があります。白砂糖が身体を冷やしてしまうので、冷えやすい方は日常的に糖質を黒砂糖や蜂蜜、甜菜糖などにしておきましょう。

 

*乾姜は、生姜を乾燥させたものですが温める作用が生の生姜に比べて増強されます。辛味が強いので黒糖などで中和してお召し上がりください。

 

日本では、甘いお粥はあまり一般的ではないので黒砂糖の量はお好みで調節いただくと良いかもしれません。

 

通常、煎じたものは知るだけをお粥にくわえますが、今回は、画像のため肉桂と乾姜も一緒におかゆに混ぜて撮影しました。個人的に肉桂が好きなのですが、一般には煎じ汁だけ加えるとよいでしょう。

梅の蕾も街角でカイマンることができる今日このころ、春の音連れも間近です。