4月20日　　新型コロナウイルスに伴う雇用調整助成金問い合わせで思うこと

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士・求人採用解決アドバイザー　吉野正人です。

4月20日月曜日。緊急事態宣言後、当事務所のホームページを見て、電話での問い合わせ企業が増えてきました。最近、複数の会社から雇用調整助成金の手続代行の電話が増えていますが、助成金の手続きだけの依頼が多いです。

一部の社労士の先生が、助成金申請を全面的に出して派手なホームページ等で「売り込み」をしてますが、私はおススメしません。私の場合、助成金申請は、顧問契約をしない限り行わないことにしています。

私は、いわゆる助成金系社労士では有りません。助成金の手続き売り込みの電話やＦＡＸＤＭ等をする社労士では有りません。

なので現在、雇用調整助成金の手続きだけをお願いしたい旨の企業の皆様に関しては、お断りしています。

助成金は、社労士として会社の内情を把握のうえで行わないと、後日調査があった時に不正受給が表面化したり、助成金を貰う要件に当てはまる為に「無理した事」が、会社の経営に後で悪影響する事もあるからです。助成金は、顧問先にとって長期的視点で見て必要か否か判断して、私自身、社労士として助言のうえ、手続きをしています。

私自身、約10年程前リーマンショック時に、雇用調整助成金の手続きを行いましたが、一部の社労士と一部の企業が不正を行い、新聞沙汰になったり、行政処分を受けたのを目の当たりにしました。

今回、採用と労務管理の町医者として、新型コロナウイルスに伴う事業継続の処方箋の為に、雇用調整助成金と言う「処方箋」も活用していきたいと思います。