アマチュア無線局 JO1KVS

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熱心にCQを出してもデコードされず呼ばれない局

2020年09月23日 00時59分46秒 | アマチュア無線

FT8は周波数の安定度が必要。

下の絵は430MHz帯のFT8の様子です。

左から2番目の局、熱心にCQを出されているのですが、14秒弱の送信時間の間に周波数がドリフトしすぎて復調されず、誰からも呼ばれていません。

結構強いのに。
一回だけ復調できたときにどなたかはわかりましたが・・・こちらが電文を読めないので呼びませんでした。

430MHzはこのようにQRHしてしまう局が結構多く、それが致命傷になっていることに気づいていません。

こんな方もいらっしゃいました。どんどん動いています。

送信している局自身は気づきにくい。
全員が一定の方向に傾いている、という画面になっていたらそれはあなたがずれ続けています。

IC9700という最新鋭の無線機でさえ、大した安定度が確保されていません。
1200MHzに出れる高い無線機なんですから、こういうところ、頑張って欲しかったと思います。

当局は10MHz基準信号をつないで安定させることに成功しましたが、FMモードだけなら無くてもなんとかなるけど、FT8で430MHz、1200MHz帯をやるのなら外部基準信号、必要な装備かも知れません。

しばらくは10MHz基準信号の需要が高まると思われます。


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4 コメント

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Unknown (jh4vaj)
2020-09-23 01:19:19
一つ目の方ですが、送信を始める度に元に戻っているのが興味深いです。

それから、二つ目の方では、送信時だけ周波数が変動するとは考えにくいですよね。そうすると、その局では受信信号(ウォータフォール)は全部傾いているのでではないかと思いますが、どうでしょう?
Unknown (JO1KVS)
2020-09-23 17:12:59
vajさん
2局のドリフトぶりが異なるのが興味深いですね。
中には不規則な動きをする局も、クネクネ曲がっています。
同じ体験をしています (JK1FIH Cav)
2021-07-15 06:01:23
記事から10か月も経っていますが、IC-705で同じ体験をしてきましたのでコメントを投稿させていただきます。
vajさんがご指摘の送信を始める前に元のDfに戻るケース、これがIC-705の430MHz帯FT-8でよく発生します。(144MHz帯でも動いていますが、デコードできなくなるほどの変動ではありません)
原因はTX-DACの発熱が局発のTCXOに影響しているようです。
FT8で受信している15秒間でTX-DACとTCXOの温度が下がり元のDfに戻ると考えられます。
IC-705 (JO1KVS)
2021-07-17 00:11:25
FIHさん
IC-705、430MHzでは顕著に出るんですね。
最新の無線機でTCXOなのに・・・
最近はバッテリー外してそこにファンを設置したりする人も居るようです。
430MHzでFT-8をやるときは、リグの出力を1W以下に抑えて、リニアアンプで10Wとかにしたほうがいいかも知れませんね。

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