寒いといいますが・・・
どうもかに座です
今年の冬は寒い寒いということですが海の中も寒かった
黒潮の大蛇行も加わりお隣り町の白浜町や田辺市では
寒さで打ち上げられた魚のニュースを見た方も少なくないはず
田辺沖ではサンゴも低水温で壊滅的ダメージを受けたとか・・・
当館のあるすさみ町でも海岸でモンガラカワハギの仲間が打ち上げられたり
魚が釣れずに嘆く太公望がたくさんいたりとなかなか厳しい冬となったようでした
しかし一部の太公望の話ではウミガメがたくさん集まっているといった話もあり
寒さに負けていない生物情報もちらほら
昨日もいつもお世話になっている漁師さんから当館へ珍しい魚の持ち込みが‼
漁師さんが水族館へ持ってくる魚は展示用か食用一歩手前のどちらか
今回は食用のほうでした
漁師 「この魚食べられるのか」
かに座 「沖縄や海外では食用となっているところもありますがシガテラ毒で有名です」
「食べても大丈夫とは言えませんね~」
漁師 「じゃあやるわ」
かに座 「紀伊半島では大きい個体は珍しいので記録とって処分しま~す」
毒魚として有名なバラハタでした!
でかい!
2年ほど前にはこの魚が手違いで東京の市場に出て大きなニュースになりました
シガテラ毒を持つ魚としてよく本でも紹介されている有名魚
紀伊半島では小型個体は時々見かけますがここまでの大物は稀!
サンゴ礁を代表するハタの仲間で、美しいので観賞用として人気があります
毒はあるというが・・・・美味しそう・・・・・ダメダメッ!
残念ながら死亡していましたが冬の寒さに負けない生物のたくましさを感じた
かに座でした