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意思による楽観のための読書日記

反逆老人は死なず 鎌田慧 ***

「自動車絶望工場」の著者、原発、沖縄基地問題、冤罪、公害などのルポライターの筆者。グレタ・トゥーンベリさんが次のような演説をした。「もしあなたたちが、本当に事態を把握しながら行動に移さないのであれば、それは邪悪でしかありません。だから、私は信じません」。この言葉を聞いて、ハッとしない大人がいたら、それはよほど鈍感なのか、自分の身の回り1メートル半径でしか物事を考え判断しない人だと思う。

本書著者は、グレタさんの言葉を実践している、そして取材を通して思ったことを発信する人。本書の主旨は、そういう行動にまで移す人が、老人ばかりになってきてはいないか、という問題提起。

内容は、タイトルを見ると想像できる。沖縄辺野古基地反対運動、亡国の原発政策、冤罪と死刑制度問題、反逆老人列伝(石牟礼道子、上野英信、林えいだい、むのたけじ、石川文洋)。

無知は罪、無行動の知者は邪悪、しかし行動するのは反逆老人ばかり、という一冊。ウイルス騒動で内閣支持率が上がった、という報道を聞きながら読了。

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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