こんにちは
ﾟ･:,｡☆色彩・コミュニケーショントレーナー
の山田奈生子です
天気のいい日が続いています
いかがお過ごしでいらっしゃいますか
前回ブログに書いた
リフォーム中の知人宅にて
スイッチが
わかりにくい！
ことが判明
給湯器のスイッチのイメージ
同じ色、同じ大きさの３つのボタンが横に並ぶ
右から
・電源オン／オフ
・自動湯はり
・おいだき
薄い黒字で文字が小さめ
年配者には読みにくい…
日々の生活で
慣れてくれば問題ないかと思われますが
慣れるまで識別するのに
色シールを貼るのはどうでしょう
赤、橙、紫、ピンク、水色、青、青緑、
黄色、茶色、薄いピンク、紺、緑、
エメラルドグリーンなどの
いろいろな色を提示したところ
奥さまが
まず
赤
次に
黄緑
を選ばれました
赤と黄緑
とてもいい色の組み合わせですね
理にかなっています
なぜなら
赤は
人間の目に真っ先に飛び込んでくる目立つ色！
わかりやすい色ですよね
※赤については、もしよろしければこちらをご覧ください
そして
黄緑
おすすめ理由は４つ
①赤の補色である緑系は、ぱっと見とらえやすい
②緑よりも明るい色であるため、明度（色の明るさ）の違いからもとらえやすい
③明るい場所では波長555nm付近の光（黄緑）に対する人間の目の感度が高いため、とらえやすい
④老化による色の見え方の変化や色弱者にとっても、赤との違いがわかりやすい
緑と聞いてイメージする色は
赤と明度（色の明るさ）が似ているので
加齢による視覚の変化等で識別しにくいこともあるかと思われます
そのため
緑ではなく
黄緑がいい
また
色の見え方・感じ方には個人差があります
生まれながらに備わっている
色の見え方・感じ方の感覚を色覚といいますが
色覚のタイプそれぞれによって
見え方・感じ方は異なります
さらに
同じ色覚タイプの中でも色の見え方・感じ方は異なります
「C型（一般色覚）」「P型・D型（色弱）」の色の見え方を比較したものが
次の図です
※「C型（一般色覚）」は最も割合が多い色覚型です
＊上の図は、P型やD型の人が”同じ色に見える色の組み合わせの参考”として掲載しています。
図のように見えているわけではありません。
『NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構』
http://www2.cudo.jp/wp/より添付いたしました
赤と黄緑の色を〇で囲ませていただきました
「参考」としての見え方ですが
赤と黄緑はどの色覚型でも
違って見えることがわかります
識別しやすいですね！
もし
リビングルームやダイニングルームで
同じ大きさのスイッチが規則正しく
２つ、４つ、多い所では６つ
上下に２つずつ並んでいたりして
※イメージです
どれがどこの電気のスイッチだったか
とっさにまちがえてしまうことが多い…
というときは
ぜひ
色シールなどを貼って
目印をつけてみてください
パチ、パチ
「あ、まちがえた」
「あれ、これでもない」
と押しなおすことのないようにしたいですね
赤と黄緑は
年を重ねても
識別しやすい２色なので
目印に
おすすめです
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