The world after corona | 偽・乱筆記~himagine~

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当たり障りのない日常の日記や雑記の類です

2020年もそろそろ半年が経とうとしているが、 

今年はなんと言ってもコロナウィルスの年だ。 

まさかこれほど高い感染率且つ高い致死率の感染症が

全世界に蔓延する事態になるとは 1月頃の私は全く想像できなかった。 

まぁ私に限らず想像できた人など居る筈もなかったと思う。 

せいぜい発生源に居た人が逸早く事態に気付けた程度だろう。 

その人たちの早い段階の警告さえ中国政府に軽んじられ、 

初動が遅れて世界中に広まることになった。 

日本でも中国でウィルスが蔓延している報道があるにも拘らず、 

日本では感染者が居ないと高を括った対応をしてたら 

あっという間に全国に広まってしまった。 

半年後に東京オリンピック開催を控えていたから 

殊更“安全アピール”をしていたんだろうけど、 

そういう判断をする人間の心理が私には全く理解できない。 

噓臭い虚勢よりも“情勢を見て判断する”くらいの 

客観的な姿勢を見せた方が、 

多くの人は運営に対して安心感を持つと思うのだが、 

何故か多くの場合においてそういう当事者たちは 

“大丈夫です”と根拠の無い自信を示し、 

不安材料を隠す選択をしてしまう。 

そしてすぐにその虚勢がばれる。 

未だによく解らない人間の行動原理だ。 

だがそんなんでもまかり通ってしまうのは、 

怒ってよさそうなことにさえ大して腹を立てない 

どこまでも大人しくお人好しな日本人気質が原因だと思っている。 

感染率の高いコロナウィルス対策として 

世界各国で他人との接触を避ける手法が取られるようになり、 

日本でも地域ごとに1ヶ月半から2ヶ月に渡る自粛要請で、 

休業の店舗が増え、人通りは疎らになった。 

その甲斐があってか、4月末には1日100人超で判明していた感染者数は 

5月の後半には日に10人程度まで減少していった。 

そして1ヶ月半続いた緊急事態宣言も 5月25日の夜に解除された。 

奇しくも解除されたその日に 我が家にもアベノマスクが到着した。 

すでに手元には不織布マスクも布マスクも 

結構あるので記念に取って置こうと思う。

 

コロナ禍と報道されるようになった この一連のパンデミックは 

様々な人間模様を炙り出したと思っている。 

先ずは不織布マスクに始まった転売屋の買い占め騒動だ。 

一部の転売屋が買い占めしたことで市場から商品が無くなり、 

転売屋が高く売るという事態になった。 

少しして規制が制定されたが、 

結局その頃の戦犯ともいうべき転売屋が 

ろくに逮捕もされなかったのは未だに癪に障る。 

買い占め騒動に端を発した面白かった現象は、 

マスク不足が起因して買い占めなど起きていない 

ティッシュペーパーやトイレットペーパーまでが 

品薄になるという予言者が大勢出現して、 

その噂が先行して一般人の買いが殺到し、 

結果的に現実にも品薄になってしまったのだ。 

こういう現象を“囚人のジレンマ”というらしい。 

私もこの騒動を経て初めて知ったのだが、 

何故だがとても印象深く記憶に残る言葉になった。 

とりあえず私が毎朝食べてるヨーグルトが、 

最近ウィルスの免疫力を高めるという 

噓臭い噂にまたまた多くの人が騙されて 

しょっちゅう品切れになっているのは本当に迷惑なのでやめてほしい。

 

それから感染者や濃厚接触者がやたらアクティブに動き回って 

感染者を増やす事態になったという報道も散見した。 

何故か感染に近い人ほど陽キャで人付き合いが活発で、行動範囲も広い。 

逆にそういう人だったからこそ 感染リスクが高かったんだとも思う。 

孤独に引きこもっていた人が一番安全な場所に居たことになる。 

私も他人との接点が極めて少ないので結構生存率は高い方なのかもしれない。

 

政府や自治体からの非常事態宣言を受けて、 

休業や自粛営業を余儀なくされる業種もあり、 

多くの人たちの生計を危うくする死活問題にも発展していった。 

そんな状況下で殆どの業種に大しては概ね同情的な目を向けられていた半面、 

パチンコ屋だけは非常事態宣言など関係ないとばかりに営業を継続し、 

自治体からの直々の指導指示にまで話が発展しても無視を決め込み、 

非難を浴びるようなこともあった。 

私的にはパチ屋はそもそも賭博場として世間的にも認知されてるにも拘らず、 

合法扱いになっているのが気持ち悪いので、

この機に潰れてしまっても 一向に構わないと思っている。 

自粛要請に過剰反応し自粛警察と揶揄される正義感に駆られる輩も大勢出没した。 

休業してる駄菓子屋に“休業しろ”と貼紙したり、 

それもおかしな字体でこそこそとこれまた気持ちが悪い。 

そしてさらにはコロナウィルス患者を救うべく奮闘してる 

医療関係者への差別的な言動も頻発しているらしい。 

千歩譲って身を守るために避けるようなことがあっても攻めはしないが、 

排斥するようなことがあってはならないと思う。

 

6月を過ぎると通勤電車も再び混み始めている。

 

これからどんな生活が待ち受けているのだろうか。 

感染者がゼロにならないとウィルスが1人から瞬く間に5人10人に広まり、 

その中には亡くなる人も出るかもしれない。 

根本的な解決はワクチンが開発されて、 

高確率で根治できることなんだろうが、 

それまではうがい手洗いを頻繁にして、 

なるべくアルコール消毒をする。 

そして適度に人混みを避けて 自主的な自粛活動を続けるのが 

現実的な行動規範になるだろう。

 

企業のテレワークなんかもこの機に随分と常態化が進んだと思う。 

環境を準備できる大企業だけのことかもしれないが、 

それでも通勤電車は以前の息苦しい満員電車ではなく、 

痴漢が暗躍できないくらいの緩やかな混み具合で収まっているので、 

通勤者にとっても有り難い快適さが得られてるのではないかと思っている。

 

緊急事態宣言の煽りを受けて、

一時的な経済的な失速が起きてしまい、 

政府や都知事を責めてる輩も大勢居るが、 

堀江や村本が言うように経済優先政策を実践した結果、 

ブラジルでは日本の50倍ほどの感染者と死者が発生している。 

人口も50倍居るなら同等の感染率だが、 

日本の2倍弱だから感染比率は日本の25倍だ。 

やらない方が良かったということにはなるまい。

 

そんなおりに東京都知事選の公示があった。 

小池百合子都知事の政策の是非が問われる選挙になりそうだが、 

非を唱える論客で最有力と思っているのがれいわ新撰組の山本太郎だ。 

他の論者に比べて他人の批判に終始せず、 

やろうとしていること、その理由、その財源、 全てが具体的な論説なので、 

実現可能性が高そうに思えて私の嫌いな左翼陣営で有りながら 

唯一一目置いている男だ。 

前回選挙で結構頑張った老害鳥越を越えるくらいの得票は 

獲得するのではないかと考えていたが、 

左翼票が分散されてそこまでは行かず、 

集約されたとしても小池百合子にダブルスコアで届かなかった。 

私としても実現できなさそうな夢見がちな輩より

現実味のある政策を愚直に施行していく真面目が人が当選してほしいと思っている。

 

 

 

 

【蛇足】 誰か近所にチャーハン専門店を開業してくれ! 

常連になる!w