□世話ができないのなら、生き物なんか飼うな!!

ドラえもんの名言。そうだ、その通りだ。
何でドラえもんが、どこでも本屋さん等で永久流通されているのか肯ける。
大長編のドラえもんでもこの辺りの事は書かれていたが、人間の都合でペットとして飼っていた動物や魚を捨てるなんてよくない。
だから滋賀の琵琶湖なんかで、外来魚でとんでもない事になってしまっている。


著作物でも同じことではないだろうか?著作者の都合で作品を絶版にする等は作品からの視点に欠けている。作品にとってしてみても一生公開できないのならば最初から公開しないか、著作権手放せばよいのではないか。
出会いがなければ別れもないわけだ、飛躍過ぎると言われるだろうが…輪廻転生、死別も含め、別れなどすべて一時なのだから。

生路は、削除そのものが良くない事とされることによって、きままに同人作品・アップロード作品を公開し辛くなる事があったとしても「メリット」もあると考えている。

後悔する物は創ってはいけない・・・ドンと胸をはれない物は始めから創るな」この勇者超特急様の言葉は、まさしく正論です。

後悔する物…つまり先々消される物は創ってはいけないし、公開してはいけない。
創作するときには、責任感をもって力を尽くした物を作る事が大切。
たとえどんな理由があるにしろ、公開した後で消すぐらいなら消す代わりに著作権を放棄するべきかもしれません。

著作物の場合、まだ他人の財産のままだから、他人が拾う事も出来ない訳で…なおさら違法な横流しが横行する原因となっている。
ペットの殺処分ゼロは「失われる・消される作品ゼロ」と同等に私としても望んでいる。


たとえ、そうさぜるをえなかったり、元々腕試しだったりとか、作品が公開停止・限定公開であるのにそれなりの理由があるのだとしても、作品を公開し続けるのにリスクがあったとしても、俺はやはり文化保存が大切だと思う。

作り手は、需要側の絶版に伴う悲しみ・感傷なども考慮すべきではないだろうか?

「生路はバーチャルコンソールやJコミなどのDL販売・電子書籍に自分の絶版二次著作物の原作がある事ですら、作品を下げておきたい理由がある作者とその意思を尊重する人々にとってすれば目障りな存在である事を理解した方が良い
」とまで、リアル知人に言われたことも生路にはありますけれど…。

生路はだからと言って、創作者側にばかり負担・我慢を強いるも何も
「削除そのものが良くない事」
と考えている。

……1つだけ「それ以前の問題」があるのを知っている。

かつての文化保存面がおろそかだったころのゲーム・出版業界と、現在のアップロード・同人作品業界の文化保存面問題は過去そのものを取り戻してしまっている程にまで同じなのだから。
私が言う「それ以前の問題」とは、どういうことなのか?

それは、実際にバーチャルコンソールなどのDL販売のレトロゲーム、Jコミや電子書籍の漫画、DL販売やアリスソフトフリー配布の昔のアダルトゲームや同人作品、それらを購入してみて、是非ともこの記事を読んでくださった皆様の目で確かめて欲しいと思っています。
それを見てみれば、創作者として得るものはある筈。
まあ、ぶっちゃけると「それ以前の問題」というのは、「大人の事情を度外視できる程、再販・再公開するメリット・価値が大きすぎた」。

モノや時と場合にもよるけれど、サーバ稼働コストなどで保存が難しいものなら、盗まれる前に差し出すのもやむをえない事もあると思う。
「奪われたくないから、差し出す」「横流しに屈する」をしてでも、失われるものをゼロにすべきだと生路は考えますし、文化に関わる者は時につらい決断をしなければならない責任があると生路は思います。
どうせ、商品にならないのなら、著作権を手放すのもアリかもしれません。
それも嫌だったアリスソフトがとらざるを得なかった方法だってありますし。

サーバ費用だって…広告、クラウドファンディング、募金…wikipediaや違法コピー関係でとられているのと同じ方法以外にもいくらでも小細工は取りようがあります。

守る相手・顧みない相手が作る側か消費者かの違いで、作り手を顧みない生路自身も、生路が嫌悪している消費者を顧みない創作者と何ら変わらないかもしれない。

だけれど、そうだとしても、そうなるのだとしても、作品を必要としている人達の事を真剣に考えて欲しいのは偽らざる生路の本心です。
本当…絶版の著作物は蘇生するか著作権放棄して欲しい。

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