マッチ棒。
細い芯の先端に、ちょびっと膨らんだ丸い部分がある。
普段はしょんぼりしてて頼りないが、一旦火が付くと炎上。
激しいエネルギーと共にメラメラと燃え上がる。
ただし炎上するためには条件がある。
例えば。
・汗ばんだおねーちゃんの太もも
・網タイツでさるぐつわ
・ハイヒールでぐりぐり
・屈辱的な言葉攻め
といったうれしい刺激を与えることにより、マッチ棒は興奮し、激しく燃え上がる。
しかしながら。
しょせんはマッチ棒。
マッチ棒である。
マッチ棒はマッチ棒であり、それ以上でもそれ以下でもない。
マッチ棒は絶対に脂ぎったフランクフルトにはなれないし、ましてや猛々しくそそり立つジョージアのレギュラーサイズにもなれない。
マッチ棒はどんなに頑張ってもマッチ棒なのである。
ああ、神様は不公平。
ボクにも。
天まで届くような立派なエンパイアーステートビルを建ててほしかった・・・(涙)。
以上。
マッチ棒のささやかなぼやきでした。
新店むてっぽうへ。
このお店は富山のお店。
公式サイトによると、富山に3店舗、池袋に1店舗お店があり、それに続く5店目ということらしい。
場所は武骨屋商店のすぐそば。
車で1分もかからん距離。
こんなトコに店出されたら、武骨屋戦々恐々だろうな(笑)。
で、ラーメンの方はと言うと、醤油&味噌の二本立て。
あとはその基本形に、トッピングや辛さでアレンジを加えたバリエーションメニューがいくつかあるといった感じ。
取りあえず今回は初訪なので、ノーマルに醤油を。
なーんもヒネリなしのそのまんまでいただきます。
スープは完濁の白色。
画像、ちょっと茶色く見えるのは上に浮いている油の色で、スープ自体は白色です。
つるんとすすると魚介がバーン!
カツオのそれとはっきり分かる香味がパワフルに鼻を打つ。
さらに節系の香ばしいフレーバーがばんばんと湧き立ち。
迫力満点のボリュームで押し迫る。
その一方で、動物系のニュアンスは弱め。
わたしこのお店は豚骨ラーメンのお店かと思ってたんだけど、説明書きによると「豚軟骨」と「骨髄」を煮込んで、と書いてあるので、カテゴリーとしては「豚骨」からは外れるのかね?
実際豚骨的な風味は薄いし、むしろ味の骨格を作ってるのは塩。
味的にはバリバリの魚介系塩ラーメン。
醤油ラーメンだけど(笑)。
麺は太麺。
茹で加減普通。
ちゅるんと滑りのいい麺は弾力感豊か。
むちむちと舌の上で跳ね、噛むと柔らかに溶ける。
味わいソフトで。
さっぱりとした小麦の味に、力強い魚介塩スープが乗っかる事で、味のボディがぐっとパワーアップ。
チャーシューはサイズ・厚み共に普通。
質感柔らか。
ほんのりと赤みを残した肉は、弾力・粘りがしっかりあり、しなやか。
そして味わい豊潤。
重たい肉のうま味をたっぷりと内包し。
液化した脂がさらに濃密な甘みを乗せる。
終丼。
むてっぽうの初ラーメン。
わたしの勝手なイメージで豚骨ガンガンド濃厚の神仙的なお店かと思ってましたが。
実際は魚介ガンガンのヘビー塩ラーメンでした。
そして。
お店のおねーさんがとっても優しかったです。
色々と細かい気遣いをありがとう♪(←謎)
ごちそうさま。