むかしむかし、浦島太郎という若者がいました。
ある日、浦島が浜辺を歩いていると、子供たちが亀をいじめていました。
かわいそうに思った浦島は、その亀を助けてあげました。
その次の日の事です。
兄亀:「浦島さん、浦島さん」
浦島:「え?」
振り向くとそこには大きな亀が。
なんと昨日助けたあの亀の兄だと名乗っています。
兄亀:「昨日は弟がお世話になりました、ぜひ竜宮城へ案内させてください、げへへ」
浦島:「え、あの有名な竜宮城へ!?」
浦島はわくわくして亀についていきました。
亀はそのまま町へ。
あれ、海じゃないの?
気が付けば怪しい歓楽街。
周りには赤や紫のネオンがピカピカ。
兄亀:「さ、着きましたぜ、げへへ」
見ると目の前にはお城のような建物。
入口にはこんな看板が。
『ピンクサロン竜宮城』
ええー???
マジっスかー???
亀助けると、もれなくこんなうれしい所連れて来てもらえるんスかー???
ドキドキしながら中に入ると、ステージでは鯛おねーちゃんや平目おねーちゃんが大人のダンスをゆ~らゆら。
浦島入場とともに、どどっと駆けより、うらしまさぁ~ん♪うらしまさぁ~ん♪と、密着!密着!超ぉ~~~~密着!!
りゅ、りゅ、りゅ、竜宮城、すげぇーーーーっっっ!!!
竜宮城だけに、おねーちゃんみんな獲れたてぴちぴち!
しかも海だけに、衣装は見えそーですごく見えるシースルー!!
浦島もう有頂天♪♪
すすめられるままに、じゃんじゃん注文。
ドンペリ空けるわ、ヘネシー空けるわ、容赦無用のやりたい放題!
どのくらい遊んだだろうか?
ふと見ると、目の前にこの店最強マックスの超極上おねーちゃんが!!
間違いない、この人こそ乙姫様。
ついに真打の接待か!?
むふふふふふ~♪♪
今日はもーーー、ヤルとこまでヤっちゃるでぇぇぇーーー!!!
乙姫:「お会計」
浦島:「・・・・・・・??・・はっ??」
と言われて手渡されたレシートには。
信じられない金額がッッッ!!!!!!
な、なんじゃコリャ?
ちょ、ちょっと待て、これは亀助けたお礼じゃなかったのか?
おい亀、ドコ行った?
ドコ行ったーー???
慌てて見回すも、さっきまでいたはずの亀はいつの間にかいない。
オロつく浦島。
ふと見ると、向こうにはすごく怖いおにーさんたちもスタンバイ。
か・・・亀のヤロー・・だましやがった・・・・(震)(震)(震)。
------- 50年後 -------
ここはかつて浦島が亀に騙されて拉致された浜辺。
あちらにボロボロのおじーちゃんがひとり座っています。
まるで人生を全て奪われて、数十年振りに帰って来たかのような風体。
手には「タマテ箱」と書かれた木箱を抱えてますね。
ちょっと中を見せてもらいましょうか。
おや、1枚の紙切れが入っているようです。
「またのご来店お待ちしております 乙姫」
昔も今も。
大人の世界って怖いですね。
では、さようなら。
久々に二郎系食いてーって事で。
極へ。
11時半開店のほぼ11時半着。
先客2名、わたし入れて合計3名。
この日は朝から気温が高く。
かなりのまった~りスタート。
そりゃこんなクソ暑い日に朝11時からクソ熱いラーメン食いたくないわな(笑)。
券売機周辺をジロジロ見たけど、限定メニューらしき告知は見当たらず。
まああっても頼まんけど。
いつも通り普通にラーメン(小)のボタンをポチリ。
しばらーく待って、ラーメン登場。
写真パシャパシャ撮って、さ、いただきましょー。
スープはチョイ濁りの薄茶色。
液温やや低。
アタックからラードべったり。
分厚~く舌をどろどろと舐める。
やたらファットなラードに対して、豚骨のニュアンスはちょっと弱め。
まだ抽出し切ってないというか。
どうもパワー不足。
そしてキツメの塩。
もー喉が渇いて渇いて。
ひたすら、食う→水→食う→水、のローテーション。
麺は平打ちの極太麺。
茹で加減普通。
ぐっしりわしわし。
太麺らしいダイナミックな歯当たりが実に豪快で。
喉越しつるり。
滑らかに胃に滑り落ちていく。
小麦の味もいいですね。
ゆったりと溶けながらスープに馴染んで。
噛めば噛むほど味のボリュームが増していく。
チャーシューはデカくてブ厚いヤツが2枚。
肉質ほろっほろに柔らか。
箸でつまむだけで、コロっと崩れて。
味わいも豊潤。
大柄なうま味がたっぷり湧き出して。
マイルドな肉の味で、口の中をむっちりと埋める。
この店、時々肉がスカスカしてる時があるんだけど。
今日のは全然イケてますね。
いい方にブレてて。
ラッキー♪
後はもーひたすら食べ続ける。
まあこの量なんで。
なかなかなくならんのですわ。
ひたすら食って、すすって、水飲んで。
食って、すすって、水飲んで。
水飲んで。
水飲んで。
水飲んで。
終丼。
久し振りの極だったけど。
とにかく食えば食うほど喉渇いたわ(笑)。
この店の場合、時間帯によってスープのコンディションの差が大きいし何とも言えんけど。
少なくともわたしがこの日食べた朝一の時点では、まだスープが仕上がってなかったのか。
ちょっと豚骨弱過ぎ。
相対的にラードと塩がやたらと前に出る形となり。
めちゃめちゃファット。
めちゃめちゃソルティー。
どうにも全体としてバランスが取れてない。
やっぱココ行く時は。
昼回ってからか、夜の方がいいかも?
ごちそうさま。
〒921-8812
石川県野々市市扇が丘5-3
TEL:080-3045-5031
URL:http://blogs.yahoo.co.jp/ramenikedayakanazawa