【にごり鶏しお 820円】
こんにちは。
『大足図書館』へようこそ。
当館では利用者の皆様にご満足いただけるよう、広ジャンルかつディープな書籍をたくさんご用意しております。
それでは館内をご案内しましょう。
まずはこちら、「人妻コーナー」です。
こちらには”人妻”をテーマにした本を多数取り揃えております。
これなんかいかがですか？
『人妻さよこの本当にあった話』
えー！？
いつもはあんなに素敵な奥さんが。
ままま、マっジでぇーーー？？
人妻って、す、っすす、すげぇー！！！
と、人妻の隠れた素顔にアドレナリン大噴出。
あなたが今まで築き上げてきた人妻観は、きっとガラガラと音を立てて崩れ落ちるでしょう。
こちらのコーナーも人気。
「社長秘書コーナー」。
オススメはこれ。
『秘書まりえの社長レッスン』
ひ、ひ、ひ、秘書ってマジでドＳだったんだ！
普段クッソ偉そうにしてる社長を四つん這いにして。
あんなお仕置きしたり、こんなお仕置きしたり。
社長ぉぉぉぉーーー！！
仕事中、なにやってんですかぁーー！！！
ちっきしょー、ズルイぞ社長ぉぉぉーーーー！！！
と、サラリーマンには目に毒なエグい本が。
いっぱいです。
そして今イチオシのコーナーがこちら。
「女家庭教師コーナー」。
オススメはこれ。
『家庭教師えりかの親子丼』
ある日家にやって来た女家庭教師。
高い教養と清楚なたたずまい、そして一見”そんな事”には全く興味がなさそうな黒メガネ。
ところが。
え゛！？え゛っ！？え゛゛゛ーーー！？
この子、まさかの肉食系？？？
そんな、いきなり教え子に悪いコトして・・・。
え、マジ？お父さんまで？
え！？え！？え！？家庭教師ってそういう事教える教師なのーー？？？
と。
思わず今すぐタウンページを開いて女家庭教師を呼びたくなるでしょう。
その他にも「団地妻コーナー」や「アパートの管理人さんコーナー」さらに「喪服未亡人コーナー」など、充実した書籍がいっぱい！
一度読み始めたら最後。
ページをめくる手が止まらなくなりますよ！
さあ秋の夜長に。
大足図書館の本で崇高な大人の文学を楽しみましょうーー！！！
Terraへやってきました。
到着したのは6時チョイ前。
開店時間は5時半、の、はず。
でも看板の電気も軒下のぼんぼりの電気も点いてない、店内の電気は点いてるけど。
あり？
実は6時開店なのかな？と思い、そのまま待機。
6時を過ぎても電気は点かない。
6時5分になっても様子が変わらないので、えーいと店に入る。
はい、やってました。
なんで電気点けんねん・・・。
店内は先客3人、後客2人。
閑散～とした雰囲気。
まあ看板点いてないしね。
普通入って来んわな。
って言うかあんまり客入って来んように、わざとやってるだろ、コレ？？？
オーダーは”にごり鶏しお”。
実はこの直前にハンバーガーをもっそり食って来たのですが。
ラーメンはデザートなので。（←？）
全然問題ナッシングでいただきます。
スープは完濁の肌色。
液温あつつ。
味わい淡々。
鶏のうま味がじっとりと湧き立ち。
柔らかにゆるやかに溶け落ちる。
もうほんとギリギリですな。
これ以上淡かったら薄過ぎでアウト、のギリギリ手前。
でもそれが逆に味の純度を高め。
鶏特有の香ばしさを引き立たせる。
塩加減もいいですね。
淡い鶏の味を邪魔することなく。
硬質なミネラル感で味の輪郭をきゅっと結ぶ。
麺は中細麺。
茹で加減普通。
舌触りつるんつるん。
スピーディーにちゅぴっと唇を滑り抜け。
ぴちぴちと口の中でハネる
淡々鶏スープとの馴染みも良く。
ソフトな小麦の味に鶏の味がしなやかに溶け込み。
風味豊かな美味しさとなって、ふんわりと膨らむ。
チャーシューその1、鶏。
サイズ大、厚み薄。
舌触りしんなり柔らか。
ふかふかした空気感もあり。
優しく包み込むような食感。
味わいライト。
マイルドな鶏の味が滑らかに溶け出し。
ゆっくりと厚みを増していく。
後に残る香ばしさも秀逸。
チャーシューその2、豚。
サイズ大大、厚み薄。
こちらは食感みっちり。
まるで吸い付くような密着感。
肉汁豊潤で、震えるほどにみずみずしく。
日本酒の澄んだ香気がすーっと鼻を撫でる。
こっりゃ美味いわ♪
鶏よりこっちの豚の方が断然美味ぇ～わ♪
【替え玉 100円】
つるつるっと食べ終えたところで、替え玉。
スープの中にざぼっと落として混ぜ混ぜ。
じゅばっと吸い上げる。
麺質柔らか。
替え玉の水分でスープが薄まって、チョイ提供時より鶏のインパクトは落ちたものの。
それでも充実感は十分。
香り高い味わいが優しく柔らかに口の中を埋める。
【スモークエッグ 130円】
デザートのスモークエッグです。
え？ラーメンがデザートじゃなかったのかって？
大丈夫！
これはデザートの後のデザートですから。（←意味不明）
丸々ぱくんと口に入れ、ぶっつんと噛み潰す。
そしてもんぐもんぐと噛む。
締まってますね、白身。
水分の抜けた張りのある食感で、ハードかつワイルド。
その中に包まれた黄身は甘く濃密。
ねっとりとした、まるでバターのような舌触り。
そして強烈な煙燻香。
スモーキーな香気がもくもくもくもく湧き上がり。
口の中、喉の奥、そして鼻腔のてっぺんまでもわんもわんに吹き抜ける。
終丼。
Terraの”にごり鶏しお”。
「濃さ」と「物足りなさ」のちょうど中間をピタッと捕えた。
テクニカルな一杯でした。
今時のトレンドとして、がっつり味を重くして大量の塩をどさどさブチ込んだヘビーラーメンがやたらとクローズアップされる傾向があるけど。
まあ別にそれもそれでひとつの楽しみだと思うけど。
こういう落ち付いたラーメンもいいよね。
無理なく楽しめる「味わい」をするするっと食べられる一杯。
食べることに疲れない一杯。
やっぱラーメンは自然に食べられてナンボです。
でも。
まあラーメンはこれでいいとして。
世の常識として。
看板の電気くらいはちゃんと点けようよ（笑）。
ごちそうさま。
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