病気と上手に付き合っていく | 断酒てへ日常

断酒てへ日常

断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 私の所属する会の会員さんで、肺気腫を患っている人がいます。かなり肺の機能が下がっているそうで、酸素ボンベをいつでも使っています。まる一日の外出ではボンベの容量が足りないそうで、一日研修でも最後までは出席できません。という事で日常の結構大変だとは思うのですがそれでも週三回は例会にも参加しておられます。

 やはり日常生活にもそれなりの支障があるのでしょうが、医者からの言葉「この病気を十分に理解して、病気と上手に付き合っていくしかない」と言われて、成程と思ったそうです。

 そして体調を見て調子のいい時には、例会や研修会にも行くし、体調が悪い時には静養を心がけるようにしているそうです。

 

 病気を理解した上で付き合っていくという言葉は肺の医者からの言葉だそうですが、この会員さんは肺の疾患とアルコール依存症の両方の事としてとらえられています。そして依存症だけを患っている我々にも、当てはまる言葉だと思います。

 

 アルコール依存症は治らない病気ですから、付き合っていくしかないのですが、どうせ付き合うなら上手に付き合っていくべきでしょう。そうすれば上手な付き合いと言えるでしょうか。

 

 人それぞれの価値観がありますから、こうあるべきとは言えませんが、私の考えでは

 

 アルコール依存症を否定的にとらえない、できれば前向きに捉えたいですね。アルコール依存症は断酒を続けていれば、症状が現れないのですから、断酒すればいいのです。ただ断酒を続けることが問題にはなるのですが。

 

 酒のない生活を悲嘆的に捉えないようにしましょう、少なくとも、酒代はかからなくなります。断酒するといういきなり価値観を180度切り替えざるを得なくなったという稀有な体験をすることができた。人生の過去を反省し、未来を組み立て直す機会を得ることができた。

 断酒を前向きにするとするならと考えてすぐに思いつくいたものを挙げてみました。

 

  人によっていろいろな考えがありますから、それぞれで考えることです。さらに言えばじょうずにつきあうが前向以外にもあるかもしれません。ただ、無視するとかでは、断酒への意識の低下を招くようでは問題でしょう。

 

 あなたはどのようにアルコール依存症と上手に付き合っていきますか?

 


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