皆が幸せになれるために | 断酒てへ日常

断酒てへ日常

断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 断酒する目的とは何でしょう。人それぞれあるとは思いますが、みんなの目的を総じていえば「幸せになりたい」ではないでしょうか。じぶんが、そして家族が幸せになることでしょう。

 

 今日はある断酒会の Tea Party に行ってきました。忘年会で3周年記念の例会でもあります。

 

 

 3年前ある断酒会からたもとを分かち、全断連にも非加入の断酒会です。断酒会としての本質だけを求めるところがすがすがしいものがあります。そこである人の、講話を聴きました。つい最近まで病院でアルコール関係のケースワーカーをしていた人です。私も入院中は担当ケースワーカーでした。

 

 幅広い活動をされていまして、家族会なども開かれて、家族の相談にも応じられていました。ところが病院を退職して過去を顧みると、患者の家族とかかわっていたにもかかわらず、自分の家族をないがしろにしてきたようだと思い至ったそうです。思えば、家族(奥様)の思いを理解できていなかった、と。

 

 アルコール依存症の人が断酒して、回復しようとしたとき大きく立ちふさがるのが家族との関係回復です。過去にはいろいろあって、その傷もあるのでしょうが、断酒してからでもお互いの気持ちのすれ違いを回復できないのです。

 

 相互の理解のためには、相手の心を慮ることに尽きると思います。まあ中々それができないものです。それができればア互い判り敢えて、双方とも幸せになれるのでしょう。

 

 先日聞いた牧師さんの講話につながると思いました。

「花の気持ちになれば、花の心が理解できる。そして花を幸せにすることができる」 

「犬の気持ちになれば、犬の心が理解できる。そして犬を幸せにすることができる」

花の気持ちになったり犬の気持ちになったりしようと思えば人の気持ちになることは出来そうです。そして人の気持ちになってその人を理解することがその人を幸せにする道だという事です。

 


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