結婚して自分で家を構えると、酒を買い置くもの、そんな習慣があったようです。ビールをケースで配達してもらって、それが空いたらまた注文する、そんなパターンです。まあ配達なんて言うのは量販店の台頭で、減っていったようですが、買い置きというのはされているようです。
私は家を構えてもそんなことはしませんでした。なぜだったのかなああ。多分飲む量を嫁さんに正確に把握されたくなかったのだと思います。それで、酒はいつも自分で買い込んで、どこかにストックしていました。それと、あまりビールは飲まなかったと思います。確か晩酌にビールが飲みたいと思う都度、買い込んできたようです。と言って毎日酒を飲んでいたのは間違いなく、たいていウイスキーとかを飲んでいて、ボトルが空きそうになると、買い足していました。
ただ買い足すタイミングを外すと、手元に酒が無くなってそこで飲むのを止めなければならないのです。でも、ボトルの買い置きをするとつい飲み過ぎるのです。あればあるだけ飲んでしまう、そんな飲み方になりつつあったのでしょうね。だから買い置きはしないことにはしていたのですが・・・・
いい酒をもらったりちょっと奮発して買ったりすると、大事に飲もうと思うのですが、飲みだすと止まらない酒ですから、大事にと持っていた酒もすぐに空いてしまいます。そして大事な酒だったはずなのに、酔いが回ってからは味なんか関係なくただアルコールとして消費してしまったことを酔いがさめてから気付くのがいつものことでした。
大事にしたい酒があるときには普段用の酒を別に買っておくようにするのですが、それも普段用が切れると、つい大事な酒の方にも手を出すのが常でした。
そのうちに、いい酒を高い金を出して買っても、最初の1~2杯は味わってもそのあとはどんな酒でも同じことだと思い知ります。それで、もういい酒は買わずに安い酒だけを買うようになってしまいます。焼酎とか安ウイスキーです。
それは何の事は無いアル中の飲み方です。実際アル中になっていたのです。それでも買い置きをすると飲み過ぎる、という意識は残っていて、ボトルが空くたびに買い足す日々でした。酒が切れると酒を求めて、買い出しに行くのが日々でした。
そして体調が最悪になって買い出しに行けなくなって、ついに病院に行くことになったのですが、今思えば買い置きをしないという「ポリシー」を貫いたおかげで、どうしようもないところまで体を壊さなかったのかなあ、なんて今さらに思い出します。
まあどうせアルコール依存症になったわけで、50歩100歩な話ですが。
おまけ
我が家に戦車がやってきました
例によっておもちゃ病院のに「入院患者」ですが、でかいし精密ですね1/16スケールモデルだそうです。今月はほかにも入院患者がいっぱいいます。草刈りがオフシーズンでよかった。
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