スリップしてしまう人たち | 断酒てへ日常

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断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 昨日は、「酒を諦めて断酒に専念しようと思った」時のことを書きました。断酒するには少なくとも、酒を諦めて、断酒しようと決意する必要があります。いくら周りから、断酒しろといわれても本人がその気にならなかったら、絶対に断酒できません。だからまずは断酒しようという決意だと思います。

 

 しかし、決意したからといって断酒が継続できるわけでもありません。いくら決意してもスリップというのがあります。本当に断酒する意思がないけど、とりあえず飲んでいなかったのがまた飲み始めた、というのはスリップ、失敗とは言いません。やめるつもりで頑張っているのに、飲んでしまったのがスリップなのです。

 

 何度もスリップを繰り返している人が、またスリップしてしまうのではという恐怖を語っていました。スリップしたくない、飲まないでおこうと思っているのについ飲んでしまうのだそうです。そして飲んでしまう自分を信じることができない、飲んでしまう自分の弱さに落ち込んでしまうのだそうです。

 

 また別の人の話ですが、飲んでしまって再入院すると、何度も再入院している人がいて、その人によれば止められないのが本当のアル中で、アル中だからやめようと思っても止めれない。止めれるのは本当のアル中ではない、そんなことを吹き込まれたとのことです。

 

 確かに断酒の初期にはなかなか止めれないものですでもどんなアル中でも(本当のでも)やめようという意思を持っている限りは必ず止めれるものです。先輩たちは口をそろえて言います。「断酒会を離れずに頑張っていれば必ず止めれる」と。

 でもただ断酒会にいるだけではやはりなかなか止まらないようです。S氏に言わせれば、酒が止まらず家族に迷惑をかけるような輩は飲んで死んだほうがいい。ということになります。なかなか止められない人には先輩たちは毎日例会を勧めるようです。毎日例会に出ることを数年も続けていて止めれなかったという話を私は知りません。

 

 スリップしてもそれに懲りずに断酒する意思を持ち続けたら必ず酒は止めれる、ということなのです。


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