勤労感謝の日に仕事のことを考える | 断酒てへ日常

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断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 勤労感謝の日ということで、自分と仕事ということについて考えてみました。

 

 先日は

という記事を書きました。ここでは、思ったより自分は仕事が好きだったのでは、と言ったことを言っています。独身の頃、毎日残業をするとあとは寝る時間まで飲み続ける毎日でした。これは仕事をして寝るだけでは、あまりにも単調な生き方だから、セメンて寝るまでは、酒を飲もうと思った覚えがあります。

 そんなころ、酒を飲んでいて、仕事上の発明をしたことがあります。製品開発で技術上の問題点があって、あれこれ考えてもうまくいかないままに一日が終わり、その夜酒を飲んでいるときにふとそのことを考えたら、いいアイデアが浮かびました。結果的にそのアイデアを取り入れて製品はでき特許も取り、その特許で表彰も受けたのでした。

 

 酒を飲みながら、仕事のことを考えたのはよほど、その問題点に困っていたからなのでしょうけども、でも酒を飲んでも仕事のことを考えたというのはやはり仕事が好きだったという事なのだろうと思います。

 

 ただ大酒も飲み続けてそのうちに酒で頭がぼけてきました。何事に対してもやる気が出ないのです。仕事に対する情熱もうせてきました。そして仕事に手抜きをするようになってきたのです。それがいつしか、仕事をする振りしかしなくなってしまいました。そして会社からリストラされ、再就職先でも見限られやがて無職になり、ただ酒を飲むだけになってしまいました。

 

 その後幸運にも酒を切って断酒することになりました。断酒するためには、自分の世界における酒の占める比率を下げるしかありません。すなわち酒よりはるかに興味を持てるものを持つことなのです。家族も去っていき、無職の自分には興味の対象は少なかったです。

 料理だとか木工とかの趣味的なことをしてみました。確かに興味は持てるのですが、自分にとって、意識の大きな部分を占めるまでには至りません。

 

 そこで、シルバーでの仕事を始めたのです。シルバーの仕事はかつての技術者として製品開発をするといった仕事とはまるで違って、公園の掃除、草刈りなのですが、仕事として進めていくと、自分の技量を上げることもあるし成果を認められるようになってきました。仕事に打ち込みその結果を出し、それによって社会とつながっていくことは、私にとって大事なものとなっていったのです。

 

 そして現在シルバーの仕事をして日々を過ごしています。その結果私の意識の内では、本当に酒への興味がごくわずかになっていることを感じます。酒への興味が小さくなったこともありますが、それ以外への興味が大きくなってきたことが効いているようです。


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