ライオンズゲートその後

またご無沙汰してしまいました。

最後にブログをアップした時はとても暑かったのですが、あの時の暑さはなんと60年ぶりだったそう。
34度以上の日が6日続いた上、日本の夏を思い出させる蒸し暑さでした。
(繰り返しますが、わが家にクーラーはありません!)

今のフラット(集合住宅)は築90年以上のレンガ造りで、普段は少しぐらい暑い日でも家の中は涼しかったりするのです。
ところが先週は建物に日に日に熱がこもってくるのが感じられ、最終的には家の中で石焼きになりそうなほどの暑さでした。
レンガの家は3匹の子豚の命は守っても、人間には厳しい暑さをもたらすことを学びました。

そして約1週間後の今日、ロンドンは気温がすっかり下がり、今日は19度。
ええ、ええ、1週間で15度ぐらい下がったんです。
それがこの国。
だから、衣替えいらず。

前回はライオンズゲートが閉まる前にいろいろなことが起きているとお話ししましたが、さて、その騒動はおさまったのでしょうか。
いえ、残念ながら今もトラブルが多少続いています。
それでもまたまた不思議なこともあったので、今日はわが家のライオンズゲートその後をお話ししますね。

ちなみに、こちらの友だちは誰一人としてライオンズゲートを知りませんでした。
そういうわたしも今年初めて聞いたんだけれど。

それは、さておき。

まずはおさらいで、どんなトラブルが起きていたのか、まとめてみましょう。

1 コンピューターの不具合(前回の時点で解決)
2 クレジットカードの不調(前回の時点で解決)
3 公園のぺったんこな場所で派手に転ぶ
4 冷蔵庫壊れる
5 冷蔵庫の修理の人がこない
6 花粉症発生
7 アリの発生
8 コンピューターの不具合再発


思い出していただけましたか。
(ネガティブよりですみません、ちょっと我慢してね)

さて、これがどうなったでしょうか。

ライオンズゲートその後_e0114020_16571517.jpg

いきなりですが、写真は持ち帰りのスシ。
なにせ冷蔵庫が壊れているので、食材を買い込むことができず、その日食べるものはその日に買いに行っていました、夫が。

ご飯を考えるのがめんどうな日には「もうお互い好きなもの食べましょう。わたしはスシでお願いします」と頼んでいました。
近くのスーパーにその場で握っている持ち帰りスシコーナーがあるんです。

さっきからスシ、スシと、どうしてカタカナで書くんだろうと思っていらっしゃることでしょう。
わたしは夫に頼んで、できるだけお寿司っぽいものを選んでもらいましたが、このお店には揚げ物の海苔巻きや、チリや天かすのようなものが上に振りかけてあるボリュームたっぷりの「なんちゃって寿司」も結構あるんです。
日本でもそういう変わり寿司はあると思うし、それがいけないとは言わないのですが、そういうのはわたしの中ではモダンスシ。
なので、そのお店で買うものは寿司ではなく、スシ(正しくはスーシーです、なぜか皆さん、そういう発音になるんです)と呼んでいます。

伝統的な寿司ではないとしても、日本からこんなに遠く離れた国のスーパーで手軽に手に入るなんて、とてもとてもありがたいことです。
たまに、どうしてもお刺身が食べたくなる時があるので。

と、スシの話ばかりになってしまいました。
ライオンズゲートに話を戻しましょう。

先ほどのトラブルリストのうち、1と2は前回の記事の時点ですでに解決済みでした。
3の公園での転倒ですが、3週間近く経った今もまだちょっと痛いです。
慌てて地面についた手と、あとあばら骨のあたり。

健康関係の仕事をしている夫が言うには、打ち身をするような転び方の時には、体がものすごい衝撃を受けるので、実際に地面についたのは手でも、胸のあたりまで痛みが残るのはよくあることだそう。
胸の痛みはむしろ最初より後にじわじわくるようです。
とほほほ。
でも、それもずいぶんよくなってきています。

そして4の壊れた冷蔵庫。
これは、なんとなんと3週間経ってもまだ壊れております!
どうしてかというと修理にきてくれないから。

壊れた週に頼んだ修理の人が来てくれず、電話をしたらその次の週に来るということだったのですが、これも来ず。
わたしが半ば癇癪を起こしたので(だって暑かったんですもの)夫はその会社をキャンセルして、また別の会社にお願いしました。
そうしたら早くて1週間後になるというので、今はまだ待っているところなのです。
よく言われることですが、ヨーロッパでは全般に何をするにも時間がかかります。

ちなみに、幸い冷凍庫は無事だったので、本当に暑い時には保冷剤を凍らせてクーラーバッグに入れて最低限のものを冷やしていました。
1日に何回も保冷剤を入れ替えるので、ばたばたと慌ただしかったのですが、今はもう肌寒いくらいなので、そんなに気をもまずに済んでいます。

そして、6の花粉症は2日ぐらいですっかりよくなりました。
本当にあれは何だったのかわかりません。

7のアリの発生も、翌日に買ってきた駆除剤で、その次の日には怖いくらいにいなくなりました。
アリさん、ごめんよ。

ライオンズゲートその後_e0114020_16580095.jpg

またまたスシの写真で失礼します。
この日は夫がどうやって運んで来たのか、開けたらこうなっていました。
追求はしなかったのですが、もしかしたらエコバッグの中に他のものと一緒にぐしゃっと入れたのかもしれません。
いちごや卵のパックも同じようにしているようなので!
でも、せっかくおもしろい写真だったので、記念に1枚撮りました。
これを見たら、夫はいやな顔をするかもしれません。

そうだ、そうだ、ライオンズゲート。

最後の8のコンピューターの不具合の再発ですが、今回はあまり余裕がなくて、なかなかサポートに電話できずにいました。
そうしたらこれがなんと、ライオンズゲートが閉じた8月12日を過ぎたあたりで、突然直ったんです!
うまく開かなかったメールのソフトが、急にぴらーんと開きました。

調子の悪いときには、一度開いてもすぐに消えたりしていたので、しばらくはどきどきしていましたが、今のところ絶好調。
ありがたや!

そしてもうひとつ、まだ修理してもらっていない冷蔵庫も、実はだんだん庫内の温度が下がり始めているんです!
3日ぐらい前、確認のためにドアを開けてみたら、あら、なんだか冷えている。
温度はその後さらに下がったものの、さすがに本調子ではないので、修理の人には来てもらいますが、とにかくびっくり。

何でしょうね、この自然に直ってくれたという現象。
しかもコンピューターと冷蔵庫の両方。
こんなことは生まれて初めて。
やっぱりライオンズゲートの影響だったんじゃないのかと思ってしまいます。

明日はいよいよ冷蔵庫の修理の人が来てくれるので、どうなることやら。
もしかして買い替えになるかもしれませんが、こんな不思議な現象を起こしてくれたこの冷蔵庫に愛着が湧いてきているので、手放したくない気もします。

そんなわけで、なんとなくライオンズゲートに振り回された気がしないでもない8月でした。
(もう今月も残り3分の1ですねー、早い!)

ライオンズゲートその後_e0114020_16573107.jpg

(今日は関係のない食べ物の写真のみで攻めてみます!
これは最近気に入っているイタリアのジェラート。
スシを売っているスーパーで買えると教えてもらったもの。
これはチョコレート味ですが、あとバニラとピスタチオも試しました。
今のところバニラが一番好き。

ジェラートはアイスクリームより乳脂肪分が少ないせいなのか、冷凍室から出してすぐでもふっくらとすくうことができて幸せです。
暑い時には、このアイスで何度も命を救ってもらいました。
涼しくなっちゃうのは寂しいなあ)


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Commented by 無限飛行 at 2020-08-25 16:04 x
ロンスマさん、こんにちは。
水星もライオンゲートも日本からの情報だったのですね。
ちょうどそのころ、東京エリアでは今年一番の危険な暑さが続いていました。

「スシ」と書きたくなる気持ち、何となくわかります。
外国のスシは日本のお寿司と何かが違うんですよね。初めての海外旅行でアボカドの入った「ロール・スシ」を食べたときの衝撃と言ったらありませんでした…
今は結構好きですが。

今朝のラジオで知ったのですが、ロンドンのタワーブリッジが故障して橋や道路が封鎖されたそうですね。橋が上がったままで、まるで空いたままのゲートのようでした。
Commented by londonsmile at 2020-08-26 00:04
*無限飛行さん*
こんにちは。ライオンズゲートのころは、こちらもちょうど60年ぶりの猛暑でした。天気はどこかでつながっているんでしょうかねぇ。

わたしもアボカド寿司、大好きです。サーモンの寿司を食べたのもたぶんイギリスが最初だったんじゃないかな。今では大好きです。

タワーブリッジの話、ニュースで見ました。不思議な光景でしたよね!
by londonsmile | 2020-08-20 06:47 | Trackback | Comments(2)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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