内臓同士がコミュニケーションをとることで恒常性を維持しています | 治らない慢性症状なら【関西カイロプラクティック】大阪府池田市の整体院

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こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。

 

本日ご紹介する本は、以前NHKで放送された番組の内容をより詳しく説明した本です。

 

 

 

 

 

 

 

新書ですが、内容はとても濃く医学用語も多いので簡単な内容ではありません。

 

内容はメッセージ物質(ホルモン)の話しで

 

  • 人体は神秘のネットワークである
  • 腎臓
  • 脂肪・筋肉
  • ネットワークと病気
  • ネットワークのさらに先へ
  • 生命誕生
  • 健康長寿

です。

 

 

人体は神秘のネットワークである

 

体中のあらゆる場所でホルモンのようなメッセージ物質を作り、内臓同士がコミュニケーションをとっていることがわかってきたのです。

 

そのきっかけになったのが、心臓が出すホルモン「ANP」の発見がきっかけです。

 

心臓ホルモン「ANP」

 

ANP (心房性ナトリム利尿ペプチド)は心筋細胞が作るホルモンです。心臓が分泌したANPは、腎臓が受け取り、尿の量を増やす作用があります。血液量を減らして心臓の負担を減らそうとしているのです。

 

つまり心臓と腎臓が連携して、体を正常な状態に保っているということ。このようにすべての臓器が他の臓器とコミュニケーションをとっているのではないかということは想像できます。

 

ANPは血管内皮細胞の修復をすることにより、癌細胞の転移を防ぐ作用があることも分かってきているようです。

 

ちなみにホルモンと呼んでいますが、これは正式にホルモンと定義されているわけではありません。この本ではメッセージ物質と呼んでいますが、私は今後ホルモンと呼びます。

 

腎臓のメッセージ物質(ホルモン)

 

腎臓は尿をつくるだけではなく、すべての臓器とコミュニケーションを取り、血液成分をコントロールしている重要な臓器だ、という内容です。

 もちろん腎臓以外の臓器もすべて重要な臓器です。他の臓器もすべての臓器とコミュニケーションをとっています。

 

腎臓が作るホルモンも少しずつ分かってきています。

 

今わかっているのはレニンやエリスロポエチン(略称 EPO=エポ)ですが、きっとまだまだあると思います。

 

レニンは血液量を調節し血圧を調節しています。エリスロポエチンは赤血球の産生を促進するホルモンです。

 

つまり腎臓は高血圧や貧血と関係するんですね。

 

それだけではなく、腎臓はたくさんの血液成分を正常値に収め、管理する仕事を担っているんです。

 

それは腎臓の機能を考えればわかります。

 

 腎臓では100万個もある糸球体と呼ばれる毛細血管の塊のような器官で血液から尿を作ります。この段階での尿は原尿と呼ばれ一日180リットルの原尿が作られます。

 

これを再尿管という場所で再吸収されます。ここで再吸収する成分を全身の状況に合わせてコントロールしています。

 

ここでさまざまなホルモンが関与します。ナトリウムをコントロールする心臓が作るANPやカルシウムをコントロールする副甲状腺ホルモン・パラソルモン(PTH)、骨が作るリンをコントロールするホルモンFGF23、など

 

鉄のコントロールをするメッセージ物質(ホルモン)

 

先ほど出てきたエリスロポエチンも間接的に血液成分と関係します。それは鉄のコントロールです。

 

骨髄が腎臓からエリスロポエチン(赤血球を増やして)を受けとると、赤血球は数を増やしていきます。

 

赤血球は酸素を運ぶためにヘモグロビンが必要なのですが、ぞの材料として鉄が必要になります。

 

そこで赤血球は「エリスフェロン」というメッセージ物質を出します。それを肝臓が受け取り貯蔵鉄を放出します。

 

さらに肝臓はヘプシジンというメッセージ物質の放出量を減らし、小腸での鉄の吸収を促進します。

 

腎臓の目的は尿を出すことではなく、血液成分を一番いい状態にコントロールする臓器なんです。

 

ネットワークという考え方

他にもたくさんのホルモン(メッセージ物質)の情報が書かれてていますが、この本の中で一番の重要なポイントはネットワークです。

 

『人体そのものが、ちょっとやそっとのことで壊れない理由は何なのか?それを一言で表すなら「ネットワークだから」です』

 

『さまざまな臓器や細胞が、互いにメッセージ物質を出し合い、影響を及ぼし合っています。それが全体として一つのネットワークとなり、人体というシステムになっています。』

 

⇒ だから痛みや病気のある場所はその場所に原因があるわけではなく、全身に原因があるんです。

 

ネットワークの性質

 

『人体のネットワークの性質として、覚えて置きたいことの一つめです。「メッセージ物質のほとんどは、『引き戻す力』として解釈できる。』

 

『人体のネットワークの性質の2つ目、「ネットワークは、一部に負担がかかっても、全体でそれを受け止める」というものです。』

 

『ネットワークの性質の3つ目、「ネットワークは冗長性があるため、一部が壊れても大きな影響は出ないが、重要な結節点が壊れると、大きく形を変える。』

 

 

ここについては深く話し出すとあまりにマニアックなないようになるので省きます(笑)

 

例えば結合組織(膜組織)は全身がつながっていてネットワークを作っています。

 

これはテンセグリティという考え方にも当てはまりますね。重要な結節点が壊れると全身に影響してしまうのです。

 

⇒ テンセグリティについて詳しくはこちら

 

この本では、急性腎不全になると多臓器不全を起こしてしまうので、腎臓は重要な結節点であると書かれています。

 

『病気とは、人体のネットワークの変化である。』

 

ボディートーク療法で「肝臓と腎臓をリンクする」という内容がありますが、これはメッセージ物質の話しでもあるのです。ですので「腎臓と肝臓をリンクする」のと「肝臓と腎臓をリンクする」というのは厳密には違うんです。

 

そのネットワークを改善することができれば、内臓・細胞同士がコミュニケーションをとり病気を修復してくれるのです。それをしているのがボディートーク療法ですね。

 

⇒ ボディートーク療法について詳しくはこちら

 

フィシオエナジェティックでも腎臓病なのに肝臓の問題ばかりが出て、肝臓の問題をクリアにすると腎臓の問題もなくなることがあります。

 

肩が痛いんです、という内容でも肝臓や心臓の問題が出てくることもあります。

 

 

不思議ですね。

 

 

 
 
 

※当院でおこなうフィシオエナジェティック検査は医学的な検査ではありません。どうすれば解決するのかはわかりますが、診断は基本的には行いません。あくまで診断については医療機関でお願い致します。  
⇒ その他の臨床例はこちら

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