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誰にでも無意識でおこなっている
『思考のクセ』というものがあります。
朝に歯を磨いたり、
階段を右足、または左足から登ったりと、
誰にでも無意識で行っているクセがあります。
これは何も行動だけでなく、
思考にも同じようにクセがあります。
よく「プラス思考になれ！」と
本などに書かれていますが、
今までプラス思考ではなかった人に
そんなことを言っても、
いきなり変われるハズがありません。
なぜなら、その人の生きてきた年数だけ
思考にクセがついているからです。
クセというものは、
１日や２日で変わるものではありません。
時間をかけてゆっくりと
変えていく必要があります。
また、そもそも自分がどんなクセを持っているのかを
認識する必要もあります。
例えば『すぐに落ち込む』という悩みについて
考えてみましょう。
まずは『どういう時に落ち込むのか』
『どういう順序で思考・行動が流れるのか』
というものを観察してみます。
すると例えば、
以下のようになっていることがわかったとします。
１．何かミスをする
２．誰かに怒られるイメージを思い浮かべる
３．イメージの中で誰かに怒られる
４．落ち込む
このような思考の流れになっていることがわかれば、
あとはやることは簡単です。
この１～４の流れを
崩せばいいのです。
例えば
『２．誰かに怒られるイメージを思い浮かべる』
の後に、
『３'．誰かに励ましてもらうイメージを思い浮かべる』
というものを付け加えてみるのです。
もしくは
『２．誰かに怒られるイメージを思い浮かべる』
という工程を
無理やり
『２'．大丈夫だ！ 問題ない！』
と言われるイメージに書き換えるのもいいかもしれません。
このように無意識で行われていたクセに
ちょっといつもと違うものを混ぜるだけで
いつもの結果とは
『違う結果』を得られるようになります。
この例だと、
最後の『落ち込む』という結果が変わるかもしれません。
「人間の思考がこんな型通りに動くの？」
と思うかもしれませんね。
もちろん『落ち込む』ということに対して、
１００人いれば１００通りの『落ち込み方』があります。
人によってパターンは違うかもしれませんが、
それは関係ありません。
その人自身が落ち込みやすいと
感じているのであれば、
『落ち込んでしまうような思考のクセ』を
持っているのであり、
少しだけ自分を観察してみると
意外といつも同じパターンに
はまっていることが分かると思います。
「どうしてこんなに落ち込みやすいんだろう」
「なんですぐにいつもあきらめてしまうのだろう」
「勇気が出ないのはなぜだろう」
などなど、
このような悩みをお持ちでしたら、
一度自分自身を観察してみましょう。
今まで気がつかなかった思考のクセが
分かるかもしれません。
そして、そのクセをちょっとだけ
変えてみるようにしましょう。
それだけでいつもとは違う結果を
得られるようになるはずですよ＾＾
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