怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツ人にとって8キロを歩くのはなんでもないことなのかもしれない

2018年08月16日 | いろいろ
先週片道四キロを歩く経験を書いた。いただいたコメントからそれはちょいと無謀な行動だったのか、ともちらりと思った。ネットで検索しても徒歩旅行など以外で一日4キロを歩く日本の日本人はあまりいないようだった。

さて、昨日も街中での用事のために途中でバスを下り、4キロを歩いた。行きは問題なし。
大変だったのは帰りだった。
リュックサックはもらった食糧が詰まっていてかなり重かった。

二キロほど経過したところでこの歌を自然に口ずさんでいた。

歩く調子と合うのよね。「人生楽ありゃ苦もあるさ」ああ、そうだぁ~。
「泣くのがいやなら、さあ歩け」いいなぁ、この部分。
ちゃんと伴奏も「チャ、チャチャチャ、チャ、チャチャチャチャチャチャ」などと口ずさんだぞ。

そうか、ボレロは行進曲にもなるのかい、とこれをハ長調で歌って歩いてみた。「どー、しどれどしら ど、どらど~」(本当は何調?絶対音感があると思っていた自分、これを聞きなおしてちょいと不安に・・・)

ひゃー、合わない!!もともとダンス音楽なのだから合わないのが当然。
では、なぜ水戸黄門のテーマ曲は歩くのに合うのだろう?

あまりにも疲労したので途中に合った子供用の公園で一休み。

目の前の遊具を見ていたら、なんとなく遊んでみたくなった。東洋人中年女子が一人で遊具と格闘している奇妙な図を演じてしまった。
新しい家屋が次々とできている地域で、この公園も新しいものだった。

さあ、長々とここで休んでいたら、乗る予定のバスに乗り遅れるぞ。
バスに乗り遅れて泣くのが嫌ならさあ、歩け、だ。

再び砂利道を歩き続けた。
いや、舗装された道もあったのだけれどね。なんとなく、こちらの方がブログ掲載に相応しいと思って。

帰ってきてから義母に言った。
「健康増進とバス代節約のために、今日は8キロ歩きました」
案の定、義母は全く驚かずにいた。
「そうね、夏場はいいでしょう」
そして、テレビで観た肥満夫婦の胃切除手術やジムに通って肥満解消する男性の話などをしてくれた。
ドイツの人々が運動不足で太ってしまうことを案じていたようだ。
義母自身も、子供の頃は交通の不便だったここから駅までしょっちゅう歩いていたようだ。
家族でミュンヘンのオクトーバーフェストに行った帰り、駅からバスがなかったので歩いたらしい。
それって、軽く10キロ以上だぞ。当時の子供は強かったのか、あるいはやはり欧州人は強いのか。


リュックサックの中には貴重な食糧が入っていたんだ。
枝豆。だいぶ古いけれど、まだまだ食べられる。私はめったに口にできない日本食材だ。苦労して持って帰った甲斐がある。(バスに乗って楽に持って帰る、という選択もあったはずなのだが)

考えてみると、食品って重い。
自動車や自転車などで買い物に行く今の生活ではそれを感じることはめったにないだろう。
食べるものを大事にしなくてはならないのは、運搬にさえ非常な労力がかかるからだ、と枝豆数kgを4km運んだ経験で知った。











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