怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義両親たちはケーキを持って病気見舞いに出かけた。

2019年02月20日 | ケーキ(Kuchen Torte)
日中は非常に天気のいいウチ周辺だ。気温も日中は高い。地球が暖まっているという説は正しいのだろう、と私でさえ思ってしまうこの頃だ。

とはいえ、池の水はずっと凍りっぱなしだ。北国の冬を侮ってはいけない。

義母はまた、ケーキを焼いていた。いや、一日おきに焼いているので「また」とか書く必要はないかもしれない。

自家製さくらんぼがたくさん冷凍されているので、どんどん使わなくてはいけない。

焼きあがった裏面。

表に返して粉砂糖を降って出来上がり。

ふたきれ分空いているのは、義両親たちがこれから病気見舞いに持って行くためだ。
彼らの友人が脳溢血で倒れてすでにひと月を過ぎた。病状はよくなく、義両親たちも彼女の話題になると暗くなる。
食事の制限が無いのだろう、いつも手作りケーキを持って行っている。ドイツ人には欠かせない午後のケーキだ。
ある病室に「ケーキとコーヒー、たったの5ユーロ」と広告が貼られていたのを思い出す。

「りすも来るか?」
と義父に誘われた。私が部屋で閉じこもっているので、外出の機会を与えようという気遣いなのだろう。
私自身は部屋でさまざまな細かい用事を片付けていて忙しいのを彼は知らない。
丁重に断って、彼らが玄関のドアを閉めたのを確認し、下の動画を大音量で流した。

CDを持っていないので、タブレットで聞いているこの曲。
盛大にロマンチックなこの作品、ティーンエイジャーの頃から繰り返し聞いていたものだ。




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