怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

人に構われる幸せを味わえる

2019年09月12日 | 義母
いい天気だが、太陽光線は確実に秋に進んでいるのを感じさせる。
庭仕事は真冬を除いて毎日のように実行中。

高齢者の健康の礎、庭仕事。
「高齢になったら負担の少ない小さい家に住もう」という考え方もあるが、万人に当てはまらない。
あちこちダメになる家屋を修繕したり、大量に薪を買って並べる作業をしたり、果実や野菜を収穫する仕事で若々しさや健康を保っている高齢者は多いと思う。
はぁ・・・ウチの義両親たちがまさにそれだっ

ここ数ヶ月で、義母の私への干渉の仕方がますます激しくなってきているように感じる。
今朝は、いつものように私が夫の朝食を用意していたところに、口を出してきた。
レムラードソースを加熱してはいけません」
野菜をみじん切りにしたものをレムラードソースと混ぜて、食パンの上に載せて焼くんだ。すでにこの方法で1年以上やっている。義母はすでに長くこうしているのを知っているのに、なぜ今日になっていきなりいいだすのか。面食らってしまう。
テレビか雑誌などで昨日読んだ情報かも知れないな。

義母はパーム油を好んで使う。
理由は明白だ。安いから。経済性第一のウチの食卓だ。家庭菜園を熱心にしているのも、買うより安い、という理由だ。
ドイツではパーム油の危険性を報じていないのだろうか、と思って義母を説得したことが何度かある。
彼女の答えはいつもこうだ。
「マスコミは一時期はこれは健康にいい、と言って、数年後にはそれを悪いものに変えます。その逆の報道もあります。信じていたら食べるものがありません」
そうした経験が、今の義母も食生活を作っている。甘いものを大量に食べるのはよくない、という一般的な常識も彼女には通じない。
こんな人物がドイツに大勢いるとしたら、日本のように納豆・バナナ、その他いろいろが減量にいい、と報道しても全く効果ないだろう。

では、レムラードソース加熱禁止令はどういう根拠なのか。パン屋などでは、そのソースを使ったサンドイッチを温めるサービスをしているぞ。そう、訴えてみたかったけれど、義母に何を言っても無駄だ。
「はいはい」と聞き流して、明日の朝も堂々レムラードソースを焼いてやれっ

要するに、私を構いたいのだろう。
家にいればいつも自室に引きこもっている私の態度が不満なのはわかっている。
でも、彼らを相手するのは本当に大変なんだ。家賃として、24時間365日、ほぼ休みなく(義両親も私も数週間家を空ける旅行をほとんどしない)義両親と一緒にいるのは、ブラック労働だ。
先日も、甘いもの昼食に耐えられず、一人だけ米飯食にしたのも、確実に義両親たちの気分を悪くしたに違いない。家賃として、義母の選ぶ献立を一生懸命食べるのが私のここの人生において正しい道だっ

正しい道を外して生きている私さ。
それでも、義両親たちに嫌われず、何かと私を構いたがっていることに感謝しなければ・・・・苦しいが・・・ならない。
人生、平坦じゃないのがいいところらしい。うんと苦しく感じるところをなんとか切り抜けて上手くやるのが醍醐味らしい。






コメントを投稿