フィリピンの留学地やリゾート観光地として有名なセブ島。残念ながら地下鉄や電車などはありません。歩いて回れるような小さな都市ではないので、セブに滞在される場合には車両の移動手段が必要になります。本日はセブの基本移動手段であるタクシー・ジプニー・トライシクルについてご紹介致します。

 

セブ交通の主役タクシー:種類と価格

まずはセブ交通移動手段の主役タクシー。セブのタクシーは空港タクシー、一般タクシー、Grabタクシーの3つに分かれます。色やマークなどで見分けがつきやすいです。

 

 

各タクシーの特徴

▼空港タクシー

・車両が黄色

・セブ・マクタン空港でのみ乗車可能

・一般タクシーより高い

・ぼったくりドライバーはほとんどいない

・最初からメーターが高く設定されている

 

▼一般タクシー

・車両が白

・セブやマクタン市内をフリーで流している

・値段は3つのタイプのタクシーの中で一番安い

・どこでも手を挙げれば乗車できる

・セブシティからマクタンなど少し距離がある場合にはメーターではなく、少し高めの取り決め値段にしようと持ち掛けるチョイ割ドライバーがいる

 

▼Grabタクシー

・利用には専用アプリのダウンロードが必要

・どこにいても自分のいる場所に迎えに来てくれる

・メーター通りの値段でぼったくられる心配はないが、一般タクシーより2~3割高い

・Grab本部と利用者、タクシードライバーがウェブで繋がっているので安心

・Grabタクシーは割高だがその便利さと安心感から利用者が急増している

 

 

 

市民の足ジプニー

フィリピンの一般市民に一番愛される移動手段がジプニーです。中型トラックの荷台に座席を並べたもの。車両の大きさにもよりますが、だいたい16~20人乗りです。ジプニーは特定の決まったルートを走っておりどこでも乗降車できます。

 

ジプニーの特徴

・最廉価移動手段(20円前後)

・エアコンなし

・窓ガラスなしの吹きざらし

・特定ルートを往復するので頻繁に通っている

・椅子が固く車内はきつい

 

夜は外国人を狙ったスリや絡んでくる人が表れる場合があるので、外国人の夜間利用は避けた方が良いです。ジプニーを乗り継げばセブやマクタンのどこにでも移動可能ですが、豊富な路線知識と慣れが必要です。1km以内の短距離であれば安くて便利な移動方法です。

①ジプニーのフロントガラスや横に行き先が書かれています。乗り方は走行中のジプニーに手を挙げれば一時停車するのでその間に乗車します

②運賃の支払い時運転手に手を伸ばしても届かない場合は、前方に座っている人がバケツリレー方式でドライバーまで運んでくれます。お金を持った手を伸ばせばだれかしらが受け取ってくれます。

③おつりもリレー方式で戻ってきます。運賃は100ペソ以上だとおつりがない場合があるのでジプニーを利用する際は小銭または20か50ペソを用意してください。降りる際は天井を手の甲で軽くたたくまたは『パラポ(タガログ語で降りますという意味)』と言えばドライバーが停車します。

 

セブ市内のジプニー路線を網羅した乗り換え案内アプリ【Cebu Jeepney Map】

これを活用できればセブのほとんどの場所をジプニーで乗り継いで移動できます。

 

 

トライシクル

トライシクルはモーターバイクに客車を付けたタクシー。長距離はあまり移動せず近場を縄張りとします。走る道は裏道、小道、横道が基本です。ジプニーが入れない狭い場所でもすいすい入っていきます。使い分けをすれば便利です。

 

トライシクルの特徴

・遠距離移動はしない

・どんな狭い場所も行ってくれる

・運賃は安めだが乗車前に決めておかないとトラブルになることがある

 

 

トライシクルの料金は地域によって異なります。セブですと基本は20ペソ。1キロ未満なら30ペソくらいです。ジプニーの運賃には負けますが、それでも格安です。ただし値段は乗る前に決めておいた方がいいです。ちょっとした距離でも相手が外国人ですと50ペソ、100ペソなど吹っ掛けてくることが多いです。

 

 

バス

最近旅行客や留学生に特に人気を集めているセブの移動手段はMy Busです。セブシティ - セブ・マクタン島空港ルートをはじめ5つの固定るーをと走ります。セブシティ - セブ・マクタン島空港間の料金は40ペソです。

 

My Busの特徴

・セブシティ - 空港間はタクシーの8分の1くらいの運賃

・深夜は運航していない

・車内は広いので大型スーツケースも持ち込める

・朝7時から夜10時くらいまで1時間に2~3本のペースで運行される

・空港までの市内の一番分かり易い乗り場はSM City CebuあるいはPark Mall