ヌーヴェル=アキテーヌ地方

シャラント=マリティーム県

Talmont-sur-Gironde(タルモン シュル ジロンド)

 

こんにちは!木蓮です。

旅から戻ってくると、とにかく頑張らなくてはいけないのが洗濯!

家に戻った次の日。

朝から晴れていると嬉しいのですが、そうでないときはがっかり。

 

昨日は疲れて眠ってしまったらしく、朝「カサカサ、カサカサ……」という何とも奇妙な音でまずお目覚め。

気がつけば、うさぎが外で遊んでいるという……(苦笑)

時々、ゲージの扉を閉めるのを忘れてしまうのですが、前日一歩も外に出てこなかったのでうっかりしていました。

 

 

 

 

さて、今日はここ。

以前にも時々書いていましたが、我が家の夏のヴァカンスは基本的に大西洋側で、最初の頃はよくMontalivet(モンタリヴェ)やArcachon(アルカション)に約1ヶ月ほど出かけていました。

 

ですが、なかなか北にあがるきっかけがなく、今年初めてシャラント=マリティーム県にあるTalmont-sur-Gironde(タルモン シュル ジロンド)に遊びに行ってきました。

 

タルモン シュル ジロンドはこんな場所にあります。

 

 

 

 

村の場所は地図を拡大したほうがわかりやすいと思いますが、ボルドーから北にあがり、コニャックの西側にあります。

そのため、自分の予想していたより遥かに多いブドウ畑にびっくり!

 

 

一枚目の写真は、村から少し離れた海沿いの丘から撮ったもの。

そこには一面にブドウ畑が広がっていました。

 

 

 

 

 

 

また、村の手前から海の方へ曲がると、こんな景色が広がりました。

なんだか、海のある方は薄いピンク色に見えますね。

 

 



 

その理由は到着したときにわかりました。

 

 

 

 

思ったより海が遠い……。

そう。ちょうど訪れた時間帯は干潮の時間。

今回の旅はなぜだか干潮の時間にばかり当たっていて、それはそれで面白い風景を見ることができました。

魚を捕るための網が上にあがっていますね。

 

それにしても、この村は一体いくつの称号を持っているのでしょう!

Les plus beaux villages de France(フランスの最も美しい村)
Petites Cités de Caractère(特徴ある小さな街)
Villes et Villages fleuris(花の村、街)
Villes et Villages sans pesticides(無農薬の村、街)
Villages de Pierres et d'Eau(石と水の村)
Village préféré des Français(フランス人の好きな村)

 

皆さん全部ご存知でしたか?(笑)正直なところ、私も知らないものがありました。

一番有名なのはフランスの最も美しい村でしょうが、最近では本当に多くの団体(協会)がある気がします。

 

さて、指定された駐車場に車を停め、村へと向かう途中にこんな場所を発見。

 

 

 

 

昔はチョウザメ漁が盛んで、ジロンド産の「キャビア」の始まりともなったこの村。地元のマスコミでは1944年4月17日に300kgのチョウザメを収獲したことがこの村の誇りだったようなのですが、乱獲により漁業高が激減し、1982年にチョウザメ漁は禁止に……。

 

中世まで、タルモントとその周辺は、潮の影響を受ける広大な湿地帯を形成していたのですが、イングランド王であったエドワード1世が1284年にこの村の支配権を購入し、再建させたところから大きく歴史が変わっています。(フランス語サイトより)


この話を書き始めると終わらなくなるのでこの辺でやめますが、面白いなと思ったのは軍事的観点から、この村の道を碁盤の目状に整備したそうですが、直角に交差させた通りは時節吹く風の通り道を作るため、建物を意図的に非常に低くしたそうです。

 

 

 

 

確かにこの日も、風が強く海沿いの路地を歩いたら大変なことになったのですが、村の細い路地はとても心地よかったです。

 

 



ということで、続きはまた次回。

そんな話を書きながら、今日は餡子が急に食べたくなり、和菓子を作りました。

読者さんから「料理の写真も見たい」とメッセージが届いたので、また時々載せますね!

ちなみに、甘いものを食べるとどうしても辛いものが食べたくなるので、みたらし団子も。

団子を作って焼きました。

 

 

 

 

ではでは、全然フランスらしくない終わり方ですが(苦笑)