イル・ド・フランス地方 ヴァル=ドワーズ県

Auvers-sur-Oise(オーヴェル・シュル・オワーズ)

 

こんにちは!木蓮です。

本日までブログ更新をちょこっとお休みさせていただき、カレンダー発送をほぼ終わらせました!!

まだ届いていない皆さん。ご自宅に到着するまで、もう少しお時間をいただくと思いますが、楽しみにお待ちくださいませ。

 

今年のポストカードは6種類ありますが、全てランダムに選んでいます。

説明文に入っていないポストカードは以下の通りです。

*南仏プロヴァンスルールマランのコラージュポストカード

*ムスティエ・サント・マリーの可愛い落書きのポストカード

 

無事に皆さんの元にたどり着きますように!

 

さて、今月はキノコ狩りばかりの日々で、落ち着いてはきたのですが、どこからブログを書いていいのか……。

おまけに、この2日ほど、なぜか突然蕁麻疹がでて夜がなかなか寝れず。

そういえば、フランスに来た当初、なぜか蕁麻疹に悩まされたことを思い出しました。

今はほぼなくなったはずでしたが、やはり睡眠不足はダメですね~。

 

 

まずは本当に珍しく大雨に降られた日の話から。

 

 

 

 

ノルマンディーに出かけるのであれば、傘は絶対に必要。

 

しかし!

基本、旅に出た時、あまり雨に降られることがないため、電車に乗り込んだ時に「あっ!しまった!」と、傘を忘れたことに気づく始末。

パリに一泊したのですが、ノルマンディー……のはずが、ちょこっと寄り道することにしました。(これがいけない!)

 

 

 

 

それにしても、「私は電車を間違えたのか?」と思うほど、あまりにもフランスらしくない美しい車内。

まずは、SAINT LAZARE(サン・ラザール)駅からJ線に乗り、PONTOISE(ポントワーズ)駅で乗り換え。
そこで乗り換えた電車がこの新しい車両であるH線。しかも雨が降り始めたせいもありガラガラ。

 

そして、ポントワーズ駅からAUVERS SUR OISE(オーヴェル・シュル・オワーズ)駅へ
そう、最初の行き先はゴッホ終焉の地であるこの場所なのです。

 

なんとなく、気がついたらふらっと行きたくなったのでした。

 

 

 

 

最初に訪れたのは、ゴッホが眠るお墓があるオヴェール・シュル・オワーズ墓地へ。

 

 

 

 

思ったより雨がひどくて、所々川のように流れていました。

 

 

 

 

お墓の傍には畑があり普通に野菜が作られています。

 

 

 

 

なんだか、これがこの村の日常で、私の住む村と変わりがない暮らしなのだなと改めて感じました。

一本道をまっすぐ歩き辿り着いたお墓は、フランスのお盆のような日である諸聖人の日(11月1日)の数日後だったため、菊の花が美しく並んでいました。

 

 

 

 

そして……。

ゴッホが眠る場所。弟テオのお墓と仲良く並んでいる姿を見ると、この雨の雰囲気も手伝って思わずホロリ。

左のゴッホのお墓の横にはどなたかがひまわりを置いていました。

 

 

 

 

墓地まで続く一本道。

「カラスのいる麦畑」などが描かれたと言われている場所ですが、なぜかここにこの方が……。

 

 

 

 

丸々と太った雉は、不思議と逃げていかず私の後をついてきます。

この人懐っこさはどこかできっと飼われていたのでしょうね。

 

お墓を降りていくとおのずとオーヴェル教会(L’église Notre Dame d’Auvers)へ辿り着きます。

それにしても、この雰囲気がたまらなく物悲しい。

 

 

 

 

教会の中へはこの真裏の位置にある場所から入ることができます。観光シーズンが終わってしまった上に、雨が降るこの日は本当に誰もおらず、一瞬入っていいのかためらったほど。

 

 

 

 

また、その話もゆっくり書いてみたいなと思います。

 

 

 

 

最後に、「オーヴェルの役場」で描かれた村役場。よくよく入口を見ると……。

寂し気に季節の過ぎたひまわりが雨に打たれていました。

 

 

 

 

彼の生涯を想うと、なんだか寂しくなってしまいますね。

今度は青空の写真を載せなくては!!

他にも書きたいことは山ほどありますが、今日はそろそろ寝なくては!!

 

最後にお話が暗くなったので、昨日ゴロゴロと畑に転がっているリンゴで作ったタルトの写真を(笑)

リンゴが足りなさそうだったので、先日買ったドライフルーツとともに。

 

 

 

 

季節はすっかり秋から初冬へと向かっていますね。

皆さんもお風邪を召されませんようお気をつけください。