こんにちは!木蓮です。

 

前回は少し暗い話題を書いてしまいましたが、ふとネット上を眺めてみると、影響力のある方々や見識のある方々が、多くのメッセージを書かれていて、「あぁ、本当にみんなでこの状況をなんとかし乗り切っていきたいのだな」と、温かい気持ちでいっぱいになりました。

 

先日はイタリアのことを書きましたが、私はドイツのメルケル首相の演説を見て「女性の温かさを感じた素晴らしい演説だったな」と感動しました。

 

もちろん、マクロン大統領の演説も真摯に国民に語り掛けていましたし、どの国の首相や大統領も、国民の「命」を守るため、素晴らしい演説を行っています。

国民性だとか民度とか様々なことが言われますが、このような非常事態の際は、その国のトップが「この国を守っていこう」という強い決意を見せることにより、国民に安心感を与えることに繋がるのだと改めて教えられた気がします。

 

当然賛否両論は起こりますし、それはとてもとても普通のこと。

誰だってこれから先のことが不安ですし、すべての人々が考え方も、生き方も、家族構成も、収入も違うわけで、全員が満足できる対策なんてあるわけがありません。

だからこそ、何度も国民に説明し、対話していく姿勢が必要なんですね。

 

我が家の買い物行かずの日々も2週間を超えました。

で、昨日のおやつ。

 

 

 

 

米粉、そば粉、小麦粉、強力粉、他にもひよこ豆粉、栗粉、レンズ豆粉などなど、様々な粉を使いまわし。

最近では小麦アレルギーの方も多いので、なるべく自分自身も気をつけ、一つに偏らず様々な粉を使うようにしています。フランスの各地方を旅する際、普段見かけない粉を見つけるとつい買ってしまう私……。

 

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、フランスの小麦粉には様々なタイプがあり、初めてこちらに来た時は粉の前で茫然……。

なにしろ、今まで小麦粉、中力粉、強力粉しか見たことがなかったわけですから。

 

フランスの小麦粉は灰分量率によって数値が変わっていき、T45からT150まであります。私が常備しているのはT55、T65、T110なのですが、お菓子を作る時はほとんどがT55。後は基本的にパン用として使っています。

 

オリーブオイルだけでも4種類から5種類、クルミオイル2種、グレープシードオイル、トリュフオイル、カシューナッツオイルなどなど、これまたオイルも多種。

 

お塩はもちろん、カマルグ塩、ゲランド塩、ヒマラヤ塩、ハーブ塩などなど。

お酢に至っては書ききれませんが、現在はまっているのが友人に教えてもらったバルサミコ酢の白。(左の緑色の瓶は大好きなオリーブオイル)

 

 

 

 

また、せっかくの春なので試しているのがこちら。

 

 

 

 

プリムラ酵母とスミレ酵母。

どちらも庭で自生しているため、農薬もかかっておらず安心です。

こちらの酵母で酵母種を起こし、お菓子やパンを焼くのが楽しみ(*^-^*)

 

こんな風に日々暮らしているのですが、一つ感じていることがあります。

それは「買い占め」に対する様々な記事や報道。

 

もちろん、むやみやたらに買い占めすることは良くないことですが、「備蓄」は絶対に必要です。

特に日本は自然災害が多い国ですから、いざという時のために備えがないとたちまちパニックに陥ります。

ですから、日ごろからキッチンの中のチェックをすることは大切ですよね。

 

トイレットペーパーや紙類も大切ではありますが、毎日買い物に出かけていくのは、気晴らしにはなりますが、ウイルスに感染するリスクが大きくなります。

ですから、自宅の収納量に合わせ、1週間、2週間、1ヶ月など食材を回せるよう管理しておく必要性を感じています。

 

1ヶ月で食べるお米や小麦、卵、お茶などの消費量があらかじめわかっていると、計画して買い物ができます。

そうすれば買い占めに走らなくても、「これだけあれば1ヶ月は大丈夫」という安心感があり、気持ちがホッとするのです。

 

さすがに、今回のような事態に陥るとマスクや消毒薬は手に入らなくなりますが、常備なさっていた方たちの声を聞いていると、「我が家は少し余裕がありますよ」と譲ってあげている方もいたほど。

ですから、買い占めではなく備蓄をオススメしたいです。

(当たり前のことを話しているだけですみません)

 

 

さて、そんなフランス暮らしですが、昨日「在リヨン領事事務所」から届いたメールを見て感心しました。

この状況でも働かなくてはいけない仕事の方たち(医療機関、警察関係、公共機関の運転手の方など)がいらっしゃいますが、中でもここ数日、ごみ収集車に従事する作業員の方たちへ向けて応援メッセージを送るようになっているそうです。

 

 

(写真はツイッターよりお借りしました)

 

 

ゴミが回収されなくなってしまったら、それこそ不衛生になり本当に困りますものね。

それ以外にもたくさんの情報がありましたが、心から嬉しかったのはこちら。
(私の推測ではなく、リヨン領事事務所からのメール内容です)

●イタリアでは過去24時間で812人が死亡、同国の死者数は計11,591人。感染者数は計101,739人となったが、増加率は4日前の8.3%から4%に減り,保健副大臣は今後7日から10日でピークを迎え,その後,減少するとの見方を示した。

 

もちろん、まだまだ気を抜けないのは確かですが、今後イタリアの感染者数が減少するということは、少しずつウイルスの終息が見えてくるのではないか?という希望が湧いてきます。

予断は許しませんが、世界中のみなさんが自宅待機し、この不便な移動制限期間を新型コロナウイルス終息のため、心を一つにしています。

 

どうか、このまま本当に感染者数が減ってくれますように!!

そう思いながら、引き続き自宅待機を楽しんで暮らそうと思います。