オクシタニー地方 アヴェロン県

Belcastel(ベルカステル)

 

こんにちは!木蓮です。

暑くなったり、寒くなったりを繰り返していますが、もうすぐ庭のティヨール(菩提樹)の花が咲きそうです。

皆さんから、「菩提樹の花を見たことがないから見たい!」と質問をいただいたので、今か今かと毎日待っているのですが、ティヨールだけは咲き始めると強烈な香りがするので、絶対に気づきます。

 

先日花を下から眺めていると、隣のムッシューが「あと15日だな」と言っていたので、もう少し待っててくださいね~。この花の咲くタイミングを見極められるまで、もう少し修行が必要のようです(笑)

前回お届けした私の森にも野生のサクランボが実りはじめ、どう見ても野生っぽい洋ナシも実ってくれそうです。

こんなお話も、またいずれ書かせてくださいね。

 

 

 

 

さて、お待たせしました!

本日はfpetite20170305さんからのリクエスト『Belcastel(ベルカステル)』のリラの景色です。

 

 

 

 

実はこの村。毎年欠かさず出かけているのですが、ちょうど私が訪れる藤の季節はとにかく雨が多い。

いつもだいたい4月末から5月中旬の間には写真を撮りに行っているのですが、どんぴしゃにリラの季節とタイミングがあったのが2017年でした。

 

 

 

 

ですから、本に載せたのはその時の写真。

そこから、どうにも雨が続いていて、新しいリラの写真があまりないのですよね。

 

 

 

 

 

それでも、ベルカステルの美しさはいつも通りで、少し霞んだ春の季節は見所いっぱい。

 

 

 

 

城からの眺めは圧巻で、蛇行するアヴェロン川沿いの美しい緑に見惚れます。

 

 

 

 

 

サント・マドレーヌ教会から見上げる城の姿も好きなんですけどね~。

 

 

 

 

結局、今年は春の一番いい時期に訪れることができなかったのですが、フランスもどうやらウイルスの感染者数が現状以下に抑えられたなら、来月初めに国内での移動が今より可能になるようです。(はっきり発表があってから書きますね)

 

正直なところ……。

日本の皆さんも同じだと思いますが、私はまだまだ心のリハビリが必要で、人とできるだけ距離を取りたいと思いますし、人の多い場所に出かけるのはしばらく無理だと思います。

 

 

 

 

それでも、人にほとんど出逢うことなく観光できる場所は、フランス中、山ほどあるわけで、村の小さなお店を助けてあげたい気持ちもいっぱいです。日本のようにデリバリーや宅配が発達しているわけでもなく、都会と違い田舎の小さな村はテイクアウトなんてないですしね。

もう少し時間が経ち、法律的にも問題がなくなったら、まずは日帰りできる小さな村に出かけてみようかな~。

 

 

 

 

今年はきっと海沿いの街以外は観光客も少ないでしょうし、近場だけでも、ちょっとずつ写真を撮りにいけるといいな~。

ほんと、いろいろと悩みますね。

 

 

 

 

テレワークも珍しくなくなり、人と接する機会が減り、買い物はネットですまし、どの先生たちもZoomで教室を開き、多くの方がYouTuber になっていく……。この新型コロナの残した爪痕は、果たしてこれから先の世の中をどう変えていくのでしょうね……。

そんなことを考えながら、過去写真を見ていました。

 

 

 

 

さて、すっかりブログではご案内を忘れていたのですが、かもめの本棚にて2つ記事が更新されています。

 

第8回 乾いた石造りの家と古い城塞跡【エゲーズ】

第9回 まぶたの奥に残るゼラニウムの赤【ロシュフォール・アン・テール】
 

次回は6月2日に新しい村をご紹介しますので、楽しみにお待ちくださいね!

それではまた!