ヌーヴェル=アキテーヌ地方

ロット・エ・ガロンヌ県 Latour-Marliac

 

こんにちは!木蓮です。

またしても、お久しぶりの投稿になってしまいました。(すみませんです)

 

実は先日より新しいサイトのための撮影と、その後ちょっと打ち合わせがあったのでずっとカメラとにらめっこの日々。

これから新しく作る世界のために、いろいろと思考錯誤しておりました。

そんなこんなで、久しぶりに遠方に出かけてきました。

その時の詳しいフランスの様子はメルマガにて配信させていただきましたが、この話もいずれブログに書きたいと思います。

 

我が家には新しい家族が増え、とにかく忙しく暮らしています。(またご紹介します!)

 

さて、リクエストにお応えしたいところですが、そろそろ新しい場所もご紹介したいなと思いますので、今日は皆さんが大好きな「ジヴェルニー&モネの家」好きな方必見!!

美しい睡蓮の植物園である『Latour-Marliac』をご紹介します。

 

 

 

 

ここは、知る人ぞ知る場所にある植物園。

近くに住む友人から教えてもらったのですが、こんな場所にあります。

 

 

 

 

ヌーヴェル=アキテーヌ地方にあるのですが、なかなか車がないと難しい場所にあります。

それでも、多くの観光客を集めるのは、あることでとても有名な場所だからです。

 

 

 

 

 

こちらの植物園は、1875年にラトゥール・マルリアックによって、品種改良された睡蓮の繁殖、栽培、販売のために設立されました。当時、ヨーロッパでは睡蓮といえば「白」しかなかった時代。

しかし、彼は謎に包まれていた睡蓮を交配させる方法を発見しました。細かいことは端折りますが、マルリアックは繊細な黄色からフクシア色、強烈な赤までの素晴らしい睡蓮のコレクションを産み出すことに成功したわけです。

 

 

 

 

 

1889年、パリ万国博覧会でエッフェル塔と同時に、トロカデロ前のウォーターガーデンに彼の睡蓮が発表され大評判を呼びました。そこで、あのクロード・モネの目に止まり、彼はこの睡蓮に魅了されたわけです。

 

 


 

 

モネはジヴェルニーの池が完成すると、マルリアックに大量の睡蓮を注文しました。これらは、パリのオランジュリー美術館に展示されている彼の有名な絵画「睡蓮」の主題となった睡蓮と同じものです。(驚くべきことに、クロード・モネの最も有名な絵画に関連する歴史的な作品の中には、その制作におけるラトゥール=マルリアックの役割についての言及がほとんどないと、こちらの植物園のサイトに書かれていました。とても残念だったでしょうね。)

 

 


 

 

ちなみに、モネがマルリアックに注文した最初の記録は1894年。注文した品種はすべて記録に残されています。そう思うと、本当にマルリアックはあのジヴェルニーの影の立役者でもあるんですね。

 

 

 

 

こちらの庭園内はその他の植物も植えられていて、特に竹林が素晴らしいことでも有名です。

 

 

 

 

庭園内には小さな滝もあり、ここで涼んでいる人たちも見かけました。

 

 

 

 

ジヴェルニーの庭はもちろん素晴らしいですが、もしもこの地方に行く機会があったのでしたら、ぜひぜひ訪れて欲しい場所です。

 

 

 

 

 

 

それではまた!

次回はちょっとしたお知らせを載せられるよう頑張りますね!